対戦する、殴りあう、一対一の世界。実ボクネット対戦。
もう根本の部分が「激突」であるこの仮想世界。
この世界が生まれた時、鳳蛋氏やフリッカー氏と
もう勝ち負けなど記憶に残っていませんが、嬉しくて嬉しくて殴りあいました。
ずっとオフラインでそれぞれが別々に戦っていたのに、今、
掲示板だけの付き合いだった我々がリアルタイムで殴り合っている…!
嬉しい! 嬉しすぎる!!
これなら痛いのがいやだ、と思う人もボクシングができる!
これでおじいさんになったってボクシングができる!
どんなに離れていたってボクシングができるんだ!
そうだ、この夢のような世界を「スパー天国」と名付けよう。
みんなにも楽しんでもらいたい!!!
…
最初は来る人来る人、みんなが友達になるまでチャットしました。
でも、さすがに人数が増えてくると、そうもいかなくなってきました。
やがて故意に×押しするユーザーが現われます。
この場所を守るため、既存ユーザーは一丸となりました。
(あんなに酷いヤツはもういないだろう)と思いましたが、
…甘かった。
定期的に起こる事件、そのたびに一から繰り返す対処、
逆切れされて捨て台詞を食らって何度立ち尽くしたことか。
「こんなクソゲー作ってんじゃねーよ」
私も、きっとみんなもさすがに疲れてきました。
(いつか飲み込まれ、イヤイヤながらも受け入れざるを…)
と憂慮しつつ、いまだにスパ天は稼動し続けています。
少しずつ、少しずつ、時代に染まりつつ。
もしかして、これでいいんじゃないかな、とも。
キラキラした夢の時間はもう終わったんだ。
私設ボクシングジムの会長。
実写でボクシングの開発者。
そして、オンライン対戦ゲームの運営管理責任者。
最初はボクシングを教わりたいという若者が相手でしたが、
それもいつしかネット上における不特定多数が相手となりました。
もう同じ目標を共有している相手だけではありません。
今後も難しい決断を迫られるたびに私は悩むと思いますが、
そういった悩みを超える「喜び」をいまだに忘れられません。
実ボクサーが動いた喜び、ネットに接続できた喜び、
素敵なユーザー達との出会い、そして…
ライバルとの拳の交換! 勝利までのプロセス!!
私はボクシングと同じくらい実ボクが好きなんです。
(もしかしたら私の中では一致しているのかもしれない)
(確かに気持ち悪いかも知れないが、私自身はかっちょいいと信じる!)
改めて思う。
私はここスパ天にもっともっと多くの人を呼びたいな、と。
きっとこの先、困ることが山ほどあるだろう。
でも、くよくよしてなんかいられない。
苦しみを超える喜びがきっとあるはずなんだ、きっと!
2010年11月2日火曜日
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