2011年11月10日木曜日

山中にビッグマッチの可能性

 世界初挑戦で王座を獲得したWBC世界バンタム級新王者・山中慎介(29=帝拳)に思わぬ事態が浮上した。6日の山中の世界戦直前にWBC世界バンタム級王座を返上したとされたノニト・ドネア(28=フィリピン)が自身のツイッターでタイトル返上を否定した。ドネアの主張が認められれば、同じ階級に2人の王者が存在することになり、山中とドネアによる異例のタイトルマッチを行う可能性が浮上してきた。

山中がまたもドタバタ劇に巻き込まれた。そもそも6日の世界戦は指名挑戦者決定戦として行われる予定だった。だが2日前の調印式でWBCのスライマン副会長が「ドネアが10月の防衛戦前から階級変更を公言していた」として階級変更の意思表示をドネアの王座返上の正式な発言と捉えた解釈を披露し、王座決定戦に昇格させた。返上届が提出されていないことも「家庭の事情により多忙なため連絡が取れていない」としていた。

ところが、そのドネアが自身のツイッターで「私はまだ118ポンド(バンタム級)のタイトルは返上していない。WBCであれWBOであれタイトル返上は自分が決めること」と王座返上の事実を否定し、自分が現在もバンタム級の世界王者であることを主張した。山中もドネアも正規のタイトルマッチを経て王者になっており、同じベルトを同時に2人が保持するという異例の事態となる。

フィリピンのメディアは、スライマン副会長が「事態の解決はシンプルだ。ドネアが返上届を出すか、ドネアがバンタム級王者として居続けるのならば、山中と戦う義務を果たさなければならない」とコメントしたと報じている。そうなると山中は“真の世界王者”になるためにドネアと戦わなければならなくなる。山中には次戦でIBF世界バンタム級王者アブネル・マレス(メキシコ)と統一戦を行うプランも浮上していたが、白紙に戻さざるを得なくなる。

帝拳ジムの浜田代表は「WBCから直接報告を受けていないのでコメントはできない」と話すにとどめた。鮮やかなKO勝利の余韻は何とも後味の悪いものになった。

(出典不明・どこかのニュースサイトだと思うけれど。丸コピーでごめんなさい)

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ドネアというビッグネームと戦う理由が転がり込んできたのは、山中にとってチャンスなんじゃないでしょうか?
山中は序盤を特に慎重に戦うタイプ、モンティエルみたく相打ちに活路を見出すことをしない。ドネアのアタックを後退で捌きつつ、更に間が空いたときのロングで打てるボディのストレートがドネアに当たる気がする。
警戒したドネアが後手に回って山中の左ストレートが当たるような距離で見合うような中盤を迎えて…!
楽観的過ぎるかもしれませんが山中ペースの試合展開も充分にありえると思えます。
決して勝機のない無謀カードではないと思います。
(私はどうもモンティエルもドネアもそれほど絶対的な強さがないような気がするのです)

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