借金返済のメドが立たなくなった夫、余命3ヶ月と宣告されている妻。
仕事を探しに行く、というのは建て前、実際は現実からの逃避行だった。
二人はボロ車に布団を積んで、最後の50万円を手に思い出の地を巡り、やがて…
ドキュメンタリーだからこそ胸に来る。
この逃避行は現実にあった話なのだ…と。
映画化されていますが、映像では死体の繊細な描写は無理だった。
妻のオムツを換える描写にリアリティを与えられなかった。
この作品は文庫で読んでもらいたい。
人生の最後だから実現した夫から妻へ献身的な愛の形を、
最後じゃない今、読めることに意味があると思います。
2011年11月12日土曜日
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