基本的には光ギガ接続にしたので安定しているのですが…
夏が近づくにつれ、なんとなく遅くなっているように感じたので、各機器の熱暴走を疑って調査をしてみると、ルータのケースが熱くなっていることに気が付きました。
(PR-400KIはNTT東日本からレンタルしているルータなので、分解するのは本来ならいけないと思うのですが、自己責任+元に戻せる範囲での分解・改造ということでご容赦ください)
以下、私が行った熱対策作業の覚書です。
- 各種ケーブル(光・LAN・電源)を外す
- PR-400KIの背面左側のネジを外す
- 前面左側の隠しフタを左にスライドさせて外す
- その中にあるネジを外すと上ブタが開くようになる
- 上ブタを上方向に開いて、基盤を露出させる
- 基板上にあるチップ2か所がかなりの熱を持っているのを指で確認*1(右側にあるひときわ大きなチップ・その1/4くらいの大きさの左側チップ)
- チップクーラーを両面テープで接着*2(基盤のでっぱり部分に当たらないよう注意)*4画像
- チップクーラーにちゃんと熱が伝わっていることを指で確認する
- ルータのUSBポートにファンを接続*3、チップを冷却できる位置に固定する*5画像
- ファンに花粉症マスクを被せて、埃対策をする
- そのUSBケーブルに上ブタを当てて、半開きの状態で固定する*6画像
- 4で外したケーブル(光・LAN)を接続、念のためルータを再起動する
- 夏場が過ぎたら、ファンを外して上ブタを閉じる予定です
- 高電圧部分を触ると感電の恐れがあると背面に注意書きがあるので、チップ以外の場所は触らないように!
- 外した隠しフタとネジ2本を無くさないよう注意
- 8,9,10番は、ファンが手持ちにない方は必要ありません。チップクーラーを接着しただけでもかなり効果があると思います。それにより上ブタが閉められるのであれば、見た目的にもいいですし、外部からの衝撃への耐久度は高くなります。
6番にある指での温度調査ですが、どちらのチップもかなり熱くて驚きました。冷却性能の高い大きなチップクーラーを接着すべきとも思ったのですが、基板上にでっぱりが多いのと、横置きにすると破損の可能性があると注意書きにあり、縦置きのままだと落下の可能性もあるなと考え小さなチップクーラーとしました。
*2
7番の両面テープですが、100円ショップで売っている一般的なモノです。かつて自作パソコンに凝った時期もあり熱伝導グリスをいくつも所有していますが、結局は グリス自体に接着力がないのと、断熱材でもない限りなんでも同じじゃないかという結論(自論)に至りました。実際にチップクーラーがしっかり熱くなっているのでちゃんと熱伝道しています。
*3
9番のUSBファンは自作です。不要なUSBケーブルを切断し、赤と黒の配線をむきだしにします。余っているCPUファンの赤と黒のケーブルもむきだしにして、同じ色同士で寄り合わせてセロハンテープで互いに混線しないようにカバーします。これだけでUSBファンが出来上がります。
ちなみに7番のチップクーラーも購入してません。パソコンを廃棄する際に基盤上にあるチップクーラーを保管する癖をつければ溜まっていきます。同じく基板上のファンも保管対象ですね。
*4
*5
*6
この作業により実写でボクシングの通信対戦が、より快適になったらいいなと思います。
結果報告
記事執筆後、通信速度を計測しました。(計測サイト)
以前計測した時は、下り169上り115だったので、2倍~5倍近い高速化です。これは驚くべき成果だと思います。
私のこの結果だけで「チップを冷却したから速度が出た!」と断言できませんが、試す価値はあると思います。
もし、同様の方法で速度が出た方による報告をいただけたら嬉しいです(もちろん逆の結果だとしても報告欲しいです)。
よろしくお願いします!