2016年6月22日水曜日

ジムサーバの速度維持について覚書

なぜだかわからないが気が付くと通信速度が低下しています。
その状態を放っておいてもまったく復活する気配なし。

過去にはかなり長い期間に渡って、速度低下状態を放置してしまった事もあります。
(改善できると知らなかったので)


実写でボクシングのようなリアルタイムでネット対戦するゲームにおいて、頻繁なプチフリーズの発生は勝敗の行方に関わるだけでなく、心理的にもイヤなものです。

その頻度をできる限り抑えられるのであれば抑えたい…。


先月あたりから二日に一度、必ず速度検査を行う事にしました。
結果としてかなり成果が上がったので、今後はこの手順を継続してサーバを運営していこうと思います。

速度検査の方法


①サーバ機でスピードテストサイトを開き、通信速度を計測する

  • 上り下り、どちらも80以上を目標とする
  • できたら二度計測する
  • 80以上であれば、充分な速度といえるので④へ。

上り下りのどちらかが80に達しなかった場合、②の方法で速度改善を試みる。

EditMTUというフリーソフトでMTU調整し、再起動。再び①へ。もし改善しなかったら③へ。

③ルータを再起動して再び②へ。

④通信速度維持のメンテナンス完了!


このメンテナンスを継続していきます!


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2016年6月20日月曜日

実写でボクシング「はじめてのスパー」

深夜のネット・サーフィンで偶然見つけた、あるボクシングのHP。

"初心者の方に無料でボクシングを指導します、西沢ボクシングジム"

君は東京都足立区最北端にあるというこの私設ジムに興味を持つ。
電車を乗り継ぎ、辿り着いたのは普通の白いマンション203号室だった。



(こんな所で本当にボクシングを教えてくれるのだろうか…?)

表札に "西沢" とあるので、場所を間違えていないと確信した君は、
ふぅ~と深呼吸してから、勇気を持って呼び鈴を鳴らした。

(ピンポーン)

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

「私が西沢ジム会長、兼トレーナーの西沢です。よろしく~。」

初体験となるボクシングジム入門にビクビクしていた君だったが、
会長から発せられる柔らかい雰囲気により緊張はすぐに消えていった。

(よしっ、今日からしっかり教わって俺も強い男になるぞ~)

これまで自分が強いのか弱いのか、それすらも知らなかった君。

「ボクシング」を通じて 君は何を得るのだろうか…?

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

「おしっ、早速、構えてみよう。」

世界タイトルマッチ、無敗のチャンピオンや海外の強豪…
ブラウン管の向こうで輝いていたボクサー達と同じように構えた君。

「ふむ…」

会長が前や横からぐいっと強く押してくるので、それに反応して足を踏ん張る君。
次にあっちこっちをポンポンと叩いて君を正しいフォームに導く。

「一瞬で攻撃にも防御にも動ける重心と意識、これが大事なんだ。」

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

「次はフットワーク、ボクシングにおけるリング上での移動方法だ。

ただ単に移動するのではなく、とっさに攻撃や防御ができるように
さっき教えた重心と意識を維持したまま、前後に動いてみよう。

基本はピョンピョン跳ねずにヌルヌル~ッと、そうそう…」

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

「もっとも応用が利く万能パンチ、それがジャブだ。

主に腕を伸ばす力で放つので威力こそないが、
反動で打たないのでいつでも拳を元の位置に戻せる…

いわば保険つきのパンチと言えるだろう。

相手に最も近い拳をどう使うか?
これから毎日そればっかり考えちゃうぞ、きっと。」

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

君がジャブの指導を受けていると背後のジム玄関から練習生が現れた。



「よろしくお願いしま~す!」

君と同じくらいの体格をした高校生、野村君は先週入門したばかりとの事。
準備運動する姿は自信に溢れていて運動全般が得意そうな雰囲気である。

(ボクシングは同じ体重の者同士で競いあう階級制のスポーツ。
きっと俺もいつか彼とスパーリング、するんだろうなぁ~♪)

ぼんやりとそんなことを考えていた君だったが、
次の瞬間、会長から発せられた言葉に自分の耳を疑った!

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

「よしっ、スパーリングやろう!」

(じ、自分ですか? まだ素人なんですけど!?)

唖然としている君に会長は言葉のコンビネーションを続ける。

「さっき教えたフォームで構えて、フットワークとジャブで距離の調節。
相手との距離感っていうのはスパー以外では養えない重要な感覚だ。

危険じゃないかって?
綿の詰まった20オンスのグラブとヘッドギア、同じ位の体格、同じ位の経験を持つ相手。

大丈夫、戦える!」





Windows用ゲーム「実写でボクシング」、はじめてのスパーまでの流れです。
ここからはスパーの内容や結果によって変化していきます。

かつて実際に活動していた西沢ジムも初日からスパーでした。
20オンスグラブとヘッドギアがあれば、よほどのことがなければ鼻血も出ません。

もし実ボク未体験でボクシングに興味があれば…、ぜひ!


実写でボクシング公式HPダウンロード

ストーリーモード攻略ページ

実ボク、HSP最優秀ゲーム賞を受賞

2016年6月10日金曜日

バージョンアップし続ける理由

自作ゲーム「実写でボクシング」を2004年以降、ほぼ毎日なにかしらの整備を行い続けて12年。
そのバージョンアップ回数は 300を超えています。

これは異常な期間と回数だと思います。

フリーソフト作家で私以外にこんなに一つの作品を更新し続ける人を私は知らない。
なぜ私は新作を作る事もなく、実ボクばかりを作り続けるのだろうか…?

思うに…

①私自身が熱心な実ボクユーザーだから

単純に実ボクでネット対戦するのが大好きです。
ずっと理想のボクシングゲームで遊びたいと思っていたので、その願いが叶っています!

②ゲームの不備を改善したいから

改善できるのは世界中で私のみ!
改善できた時の達成感もまた私にとってゲーム的な嬉しさがあります。

③創作活動が好きだから

パソコンに命令を与えて実行させる、HSP言語によるプログラミングの快感。
私とパソコンの関係は、決して裏切られない最高の主従関係です。(ミスは全て私が原因なので人のせいにするという感情が浮かばなくなるのもプログラミングの利点)

④皆さんが楽しんでくれるから

ユーザーの皆さんから感謝の言葉を頂いたりすると、本当にうれしいです。
そして、それ以上に強くなってライバルになってくれたりすると、最高です!

⑤スポンサーに支援していただけているから

アースインフィニティという会社の代表、はまこ~氏より支援していただいております。
本来であれば対戦用サーバの運用により赤字となってしまうのですが、スポンサー様の支援により助けられています。
もし赤字のままであれば、こんなに長期に渡って実ボクを運営できなかったと思います。

⑥協力してくれる方がいるから

fight氏のデータ集計、マウス氏のサブサーバ運用、攻略サイトの執筆、動画チャンネル運営のコタさん、頻繁に入室してくれるユーザー、200ダメージを超えてほしいと掲示板に書き込むと数分で200オーバーリプレイを作っちゃう方など…。
皆さんのおかげで実ボクの対戦を楽しむことができます!


これからも私は実写でボクシングを更新し続けると思います。
皆さん、よろしくお願いします!



2016年6月7日火曜日

モハメドアリについて思い出せる事

試合前から、そして試合が終わっても吠え続けるアリの姿。

勝って喜ぶと「調子に乗るな!」と親に怒られ続けた私にとって、あのアリの姿こそが「世界」だった。
親こそが「世界」だった私の少年時代、アリがもっと広い「世界」、多様性を教えてくれた。

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12歳の誕生日に父親が勝ってくれた自転車。なんと数日で自転車泥棒にあって失ってしまう。
泣き叫ぶアリ少年に警察官はボクシングジムを紹介する。

するとアリは「泥棒をぶん殴ってやるんだ!」と初日から猛練習し、週末には地元のトーナメント大会で優勝してしまう。

今となっては自転車泥棒に感謝である。ヒーロー誕生のキッカケなんてホントわからない。

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オリンピックの金メダルを首から下げてバスに乗ろうとしたら、「このバスは白人専用だ」と言われたアリは呆然とした。
その晩、橋の上から金メダルを投げ捨ててしまう。

この話は作り話と言われているが、どっちだっていい。今、みんなバスに乗れる世の中になったんだから。
(バスではなくてレストランという説が主流だが、私の記憶ではアリ自身がバスと発言していたかと…)

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ヒーローという言葉はアリのためにある。

戦争に行けと言われ拒否、用意された謝罪会見の場。
全米中から怒りの目を向けられている中、ひとつひとつ言葉を選んでゆっくりとメッセージを伝えた。

「俺はベトコンを憎んでいない。なのになぜ殺しに行かねばならないのか。俺が間違っているのか、アメリカが間違っているのか。集まってくれた記者の皆さん、教えてくれないか?」

あの状況でこの発言ができる、本当のヒーロー。

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キンシャサ、ゴング直前の睨み合い。

アリ
「ガキの頃から俺に憧れていたんだろう? さ、先生がたっぷり教えてやるぜ!」
フォアマン
「口を使うラウンドはお前のものだ。だが、ここからが本番だ…」

このやりとりからして痺れる。礼儀正しい日本人には伝説は作れないかもしれない。

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キンシャサの奇跡の後、すこし楽をしたいアリが格下のロートルを選んだらこれがまた大善戦。
ボコボコになっても前進を止めないロートルの姿に感銘を受けた売れない俳優がいた。

彼は3日で一気に脚本を書き上げた。それが映画、ロッキーである。

凡試合でも伝説を残すアリが凄い♪

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「ボクシングのショーマンシップとしての問題点は、一流ボクサー同士の戦いになればなるほど難解で退屈になってしまう点だ。
これはジャズの問題点と同じ。一流奏者のセッションにみんな見向きもしない。」
ジョージ・フォアマン

フォアマンらしい正論だけど、アリなら別の答えを探すはずだ。

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自殺志願者がビルの上から飛び降りる寸前、たまたま通ったアリが隣のビルに駆け上がり会話。

一通り説得を拒否されたアリは「俺は有名になるのにホント苦労した。なのに君は数分でただの市民から全米一の有名人だ。」と嫉妬するようにジョーク。

このジョークで男は飛び降りることをやめた。

「有名になった君にお願いしたい。俺のファンになってくれないか? 死のうだなんて二度と思わせないぜ。」

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絶頂期のアリのスパーリングパートナーを務めていたラリーホームズ。
アリのパンチで顔面にアザを作った際、トレーナーの簡易的な治療を拒否している。

「俺はこの顔で街を歩いてみたいんだ。アリのパンチでこうなっちまったってね!」

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「父親を殴っているようで…」

年老いたアリをボコボコにしたホームズは試合の1時間後、アリのホテルに駆けつける。

暗い部屋のベットにトランクスのまま横になっていたアリは
「テクニックも教えた、食事も食わせた、なのにこんな目にあわせやがって、覚えとけ!」
と冗談を飛ばして、泣きそうな顔の大男ホームズを抱きしめた。

「お前がチャンピオンだ」

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ホームズ戦への医療検査でアリは正確な指差し動作ができなかった。
しゃべりも鈍化、なんとジョギングもできなかった。

が、戦うんだというアリの意思に加え、キングの差し金?で惨劇は行われた。
アリのダメージは甚大で後の健康に影響したといわれている。

更にファイトマネー一部未払いのまんまのキングが憎すぎる。

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アリは1990年の湾岸危機で、病をおしてフセイン大統領と直接対話。
14人ものアメリカ人人質を解放させている。

すぐに帰宅の便が用意されたにもかかわらず、人質の多くは便を遅らせてでもアリと同じ飛行機に乗って帰りたがったという。

2016年6月4日土曜日

蚊を顕微鏡で観察

部屋の大掃除をしていたら、開いていた窓から蚊(今シーズン初)が侵入!

妻の周りを一周、叩こうと準備している私の視界を巧みに避け、スマホ片手に掃除をサボっていた高1娘の周囲に…。

バシッ!

スマホやりつつ蚊を叩き殺した娘は、蚊をつまむとジーッと見る。

(状態がいい…)



何年も前にこどもちゃれんじの付録についてきたプラスチック製の顕微鏡を物置から持ってくると観察開始!(完全に大掃除から離脱!)

(おぉー)とか(キモッ)とか言いながら蚊の細部を観察、更に接眼レンズにスマホを向けてカシャッと撮影。



「ムッチャすね毛、生えてる」




(これといって外傷はないなぁ…)と監察医の気分


思った以上に顕微鏡の性能がよく、かなり細かい部分まで観察できました。

こどもちゃれんじの付録は、コラショというキャラクターの目覚まし時計もいまだ現役、なかなかしっかり作られているな!と感心しました。


後に妻が痒がっていたので、妻から吸血して重くなった体でフラフラ飛んでいたから娘に簡単にやられてしまったようです。

蚊が危険を冒して吸血するのは、メスが出産のために栄養が必要だからだそうな。ちょっと可哀そう…と思っている私を尻目に、鋭い目で周囲を見渡している娘…。

(二匹目を探している!)