2010年11月30日火曜日

殴るという行為

どの程度酷いことをされたら殴っていいのだろうか?
ボクシングに関わる者として常に考える。

ドラマでは殴る。
ごくせんもルーキーズも、最近の人気ドラマはとにかく殴る。

彼らはなぜ傷害罪で訴えられないのだろうか?
酷いことをされた報復行為だから許されているのだろうか。

少年によるリンチ殺人は定期的に起きている。
家族を殺されている親や兄弟がいるのだ。

無垢な時期にああいったドラマを見せられたんじゃ、
少なからず影響はあると思う。


以前、過去に誰かを殴った人になぜ殴ったのかと聞いたら、
相手が悪いんですよと言われた。

反省した様子はまったくなかった。


小一の私の子供が小四の知らない子供に首を絞められた。

自分の子供に魔の手が迫ったかと思うと、一気に体温が上がった。

翌日に相手の親から謝罪があったが、
暴力というのはやはり日常にあってはならないと思う。


リングの上。
鍛え上げられた者が向かい合うリング。

パンチにも防御にもコツがある。
慣れればそうそうマトモに当たるもんじゃない。

その特別な空間から眺める、
日常生活の中で弱い者を殴る、自分が強いのか弱いのかも知らない人達。

相手が構えてもいないのに殴って自分が強いと思っている人達。

…ま、彼らも被害者なのかもしれないが…。

2010年11月21日日曜日

映画「あしたのジョー」

あしたのジョー 予告編が公開されました。

(アイドルが演じるジョー? けっ!)と先入観があるかも知れませんが、この時代にジョーを作ってくれた事に感謝したいと思います。

民放でのボクシング中継が激減している今、次の世代にボクシングを伝えていくには新しいアプローチが必要です。私は実写でボクシングというボクシングゲームを作ってボクシングの伝道活動を行っていますが、もっともっとワイドに伝える必要があると思うのです。

既存ボクシングファンが「最近のボクシング界は…」とゴニャゴニャ懐古主義に浸るのは、個人的には業界の衰退に繋がる意見であることが多いと感じています。。


上記の予告編を見て(あ、本気で取り組んでいる!)とヒシヒシ。
泪橋のディテールを見ただけでぐっと来るし、そこにフラリと現われたジョーの姿、純粋に(あ、ジョーだ…)と!

リングも大場時代を彷彿させるロープや質感。

クロスカウンターのシーンにて動作としてパンチが止まっている、肩ごとパンチ打って頭がぶれている、など拳闘論で突っ込むのは可能ですが、そんなこたぁ「ヤボ」でしょう。

更に言えば、香川段平をキャスティングした以上、我々ボクシングファンもこの作品を見逃せない。

純粋に「観たい!」と私は思いました。

「この時代の若者にジョーはいるか?」

少年時代の坂本博之は飽食の時代にザリガニを食べて飢えを凌いだ。
全員が貧乏だった時代よりももしかしたら過酷だっただろう。

どの時代にもジョーはいる、必ず。


関連記事
ウルフ金串

2010年11月18日木曜日

子供が発熱

下の子供(小1)が帰宅直後は元気だったのに、
なんだかぐったりしていたので検温。

38.4、こりゃダメだ。
皆勤賞、今年はあきらめよう!

急に寒くなってきた昨今、
暖かくして皆さんもお休みを!


自分が高校の時に発熱、学校も欠席。

急に母親が私の部屋に入ってきて
足の裏をもんでくれたのを思い出します。

恥ずかしかったけれど、強引に揉まれたなぁ…

体中が痛かったので、最初は痛かったけれど、
まあ、心なしか楽になってきたような気がしてきて、
ありがたいなぁと思ったっけ。

子供の頃、私が熱を出すと
よく揉んでいたそうです。

もういいよ、と言っても、まだだめだと言われ、
結構長い時間揉んでくれたのを覚えています。

熱がでた子供の足を揉む。

親って言っても、これくらいしかできないのですが、
なぜか揉みながら昔を思い出していました。

そして、実感。
(俺も親なんだなぁ…)
(こいつも親になって、いつか子供の足を揉むかもしれない)
(その時、今日の事を思い出すかな)

さ、暖かくして寝ましょう!

最新版公開

ネット配布完全版の開発が終わりました。
(体験版の方はしばらくお待ちください!)

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

3タテリスト導入。1000勝以上の相手に3連勝で記載。
セーブデータのインポート/エクスポートに対応!(でぃる氏感謝)
レフェリーストップのタイミングに関するバグを修正(首相感謝)
レフェリーストップした場合の音声実況を追加。
ロビーで5分以上経過、誰かが来るとツールバー点滅。
リプレイモード閲覧後、zxcキー不能を修正(でぃる氏無頼男氏感謝)
体験版も最新版バージョンの告知を正確に認識。
大きく仰け反った際、戻りタイミング把握できるようドット追加。
リプレイない時も別ファイルを選択できるよう改善(無頼男氏感謝)

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

~ ボク街ニュース ~

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

3タテリストに名前を記載する条件

・相手が1000勝以上している
・同一相手と連戦(途中で別選手と対戦しない)
・3連勝(ドロー含まず)

セーブデータのインポート、エクスポートは、
タイトル画面→オプションから行うことができます。
申し訳ありませんが、リプレイデータやスパーログを含みません。
ゲームのセーブデータのみの移行となります。ご了承ください。

2010年11月3日水曜日

ボデラー対策について


ボデラー対策が分からず、ボディやられたらもう勝てない!と感じている方が多いと思います。

先ほどスパ天No.1ボデラーとの声も高いahaさんと行った3連戦を投稿いたしました(上記リンクから動画ページへ飛べます)。

wiki(ボデラー対策まとめ)などで対策は記してあるのですが、なかなか読んだだけでは難しいだろうと考えての投稿です。自身にとって敗戦試合の投稿を快く了承してくださったaha氏に感謝!

  • ボディダメージを受けたら、後退などですぐに回復する意識
  • 打たれても、ジャブ弾幕や後退、腹筋で追撃を防ぐ
  • 相手の呼吸ゲージが上部にある時は打ち合わない
  • ロングからのBジャブ出始めにストレートを狙う(近距離では厳禁)
  • 空振りをさせ疲れさせる(ボデラーは疲れたら諦める)
  • 短なら簡単にクリンチ可能、ピンチには前進して抱きつけ!
  • ラウンド終わりの立ち位置で回復する術を身に付けよう

40歳になった私はすでに反射神経も鈍く、とっさのカウンター返しとか間に合いません(個人的には37歳ボクサー定年ルールは理に叶っていると)。
ゲームもさほど上手なほうではありません(魔界村とか最初のレッドアリーマーに勝てません)。

しかし、ちゃんと対策を立てて戦えば vsボデラーはどうにかなります。(ボディ打っている時、相手の顔面がとても脆くなっている点を忘れずに!)

ただし、こちらの腹筋時に顔面を狙ってくるようになるなどボデラーも次の手を打ってきます。そこからはもう戦術の選択をどうするかの戦いになります。
そして、そこからが実ボクネット対戦の醍醐味なのかもしれません!

ボディ攻撃によるレフリーストップ

次回バージョンからボディ攻撃によるレフリーストップを導入しようと思います。
  • 実ボクは顔面ダメージがマイナスになると倒れる仕組み
  • ボディダウンだと立ち上がる条件指定ないので一発でレフリーストップ
  • ボディダメージがマックスに達した状態でコーナーに詰まり、更に一発ボディに食うとストップ。
  • コーナー以外ではストップがかからないようにしたい。なぜなら、ボディダメージマックスでも諦めたいという願望がなく、むしろトドメ狙いのフックに対してのダックアッパーを狙っている虎視眈々タイプの猛者がいるため。
こんな感じで進めていこうと思います。

私自身がボディでダウンしたことがないという経験は決して異常でも自慢でもなく、まして経験不足とも言えないと思います(最盛期はスパー三昧一日2R×4を週5日、質も高かった)。

個人的にはどこをグラブを通じて打たれたとしても直後に痛い!と思ったことがないので(翌日は痛い)、体質なのかな~と思っています。それも稀有ではなく、ボクサーには多いと思います。(肘と頭は痛い。)。

例えば、何年にも及ぶプロ生活で薬師寺保栄はダウンをしたことがなく、日々の練習、スパーでも一度もダウンしていません。要は倒れ方を知らないタイプと言ってもいいと思います。

私もプロのリングを選択して、長いラウンドを薄い8とか6オンスで殴り続けられら…さすがに地獄を見たことでしょう。(私の通っていたジムでは人生を掛けないボクサーはスパーを連続で2R以上やらせなかった。当時は若くて文句ばかり言ったけれど、ホント正解だと思う。ちなみに西沢ジムは1Rで必ず休憩、目的が違う。)

実ボクのスパーは西沢ジムでのスパー再現なので、ボクサー画像も20オンスでヘッドギアです。やはりボディでダウンがないという仕様は手抜きではなく、一定の根拠がある、と言う点はご理解・ご了承ください。
(しっかし、こないだの西岡利晃のボディはかっこよかった…!)


過度にボディ攻撃を受け続けると本当に辛いかと思います。

が、また逆の要素として攻める側として決してボディ攻撃を控えなければ…というものでもありません。立派なテクニックなので堂々とボディアタックをしてもいいと思います。(一部でボディ蓄積マックスでも更にボディを叩き続けるというやりすぎが問題となった。が、今回のボディストップ導入でこれもなくなる!)

あと、腹筋によるボディダメージ軽減について知らないユーザーがもしかしたらいるのでは…?とも思いました。(なんせ途中から導入された仕組み。ストーリーモードの基本技術の習得で会長教えてくれないし! このヤロー!(一応、文字で説明はあり))

以下、発刊未定の実ボク公式マニュアルより一部抜粋です。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

ボディの防御
ボディをどんなに打たれても直接的にダウンを奪われることはありませんが、回復力や移動力、ジャッジの判定に多大な影響を及ぼします。
腹筋に力を込めることが唯一の防御手段ですが、もちろん後退によるダメージ軽減や回避、ジャブによるストッピング、更には相手の呼吸ゲージ確認などもボディ防御と言えるかもしれません。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

腹筋
ボディ・受け止め
↓キー

(1) ボディダメージを防ぐ
腹筋に力を込めることで、最大12のボディダメージを防ぐことができます。が、腹筋の防御開始からマックス値まで防御力を上げるために、一呼吸分ほどの時間を必要とします。
最大でもボディダメージを12ダメージ防ぐだけなので、ボディフックを完全に無力化するほどの効果は期待できません。

(2) 腹筋中、顔面の防御力が激減
腹筋にグッと力を込めることによって、体全体が硬直してしまい、ダメージを逃すために重要な柔軟性が失われてしまいます。
腹筋中に顔面を打たれてしまった場合、最大で36ダメージが余計に追加されます。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

おーし、作業頑張ります。
また新たな駆け引きが生まれるかと思うとワクワクします。

コーナー付近でボデラーと必死の攻防。私ならアッパードンピシャに命を懸けて目を見開きます。もう背後にスペースがない。

(よし、次しかない! 次のチャンスだ! さあ、こいこいこ~い!)

グサッ!!
ストーーーーップ!(がっくし!)

う~、ワクワクする♪

2010年11月2日火曜日

止まりません、俺は。

対戦する、殴りあう、一対一の世界。実ボクネット対戦。
もう根本の部分が「激突」であるこの仮想世界。

この世界が生まれた時、鳳蛋氏やフリッカー氏と
もう勝ち負けなど記憶に残っていませんが、嬉しくて嬉しくて殴りあいました。

ずっとオフラインでそれぞれが別々に戦っていたのに、今、
掲示板だけの付き合いだった我々がリアルタイムで殴り合っている…!

嬉しい! 嬉しすぎる!!

これなら痛いのがいやだ、と思う人もボクシングができる!
これでおじいさんになったってボクシングができる!
どんなに離れていたってボクシングができるんだ!

そうだ、この夢のような世界を「スパー天国」と名付けよう。
みんなにも楽しんでもらいたい!!!



最初は来る人来る人、みんなが友達になるまでチャットしました。
でも、さすがに人数が増えてくると、そうもいかなくなってきました。

やがて故意に×押しするユーザーが現われます。
この場所を守るため、既存ユーザーは一丸となりました。

(あんなに酷いヤツはもういないだろう)と思いましたが、
…甘かった。

定期的に起こる事件、そのたびに一から繰り返す対処、
逆切れされて捨て台詞を食らって何度立ち尽くしたことか。

「こんなクソゲー作ってんじゃねーよ」

私も、きっとみんなもさすがに疲れてきました。

(いつか飲み込まれ、イヤイヤながらも受け入れざるを…)
と憂慮しつつ、いまだにスパ天は稼動し続けています。

少しずつ、少しずつ、時代に染まりつつ。
もしかして、これでいいんじゃないかな、とも。

キラキラした夢の時間はもう終わったんだ。

私設ボクシングジムの会長。
実写でボクシングの開発者。
そして、オンライン対戦ゲームの運営管理責任者。

最初はボクシングを教わりたいという若者が相手でしたが、
それもいつしかネット上における不特定多数が相手となりました。

もう同じ目標を共有している相手だけではありません。

今後も難しい決断を迫られるたびに私は悩むと思いますが、
そういった悩みを超える「喜び」をいまだに忘れられません。

実ボクサーが動いた喜び、ネットに接続できた喜び、
素敵なユーザー達との出会い、そして…
ライバルとの拳の交換! 勝利までのプロセス!!

私はボクシングと同じくらい実ボクが好きなんです。
(もしかしたら私の中では一致しているのかもしれない)
(確かに気持ち悪いかも知れないが、私自身はかっちょいいと信じる!)


改めて思う。
私はここスパ天にもっともっと多くの人を呼びたいな、と。

きっとこの先、困ることが山ほどあるだろう。

でも、くよくよしてなんかいられない。
苦しみを超える喜びがきっとあるはずなんだ、きっと!