2010年12月17日金曜日

個人タクシー延期

 急ぎのお客さんをお乗せしていて、黄色から赤の信号で交差点に侵入し交通違反をしてしまいました。
 
 来年の7月に迫っていた個人タクシーの試験が3年遠のいてしまいました。(直近3年間の無事故無違反が個人タクシー認可の条件だったので)

 ずっと思い描いていたジム運営の夢が遠のいてしまい、スパーで直接教えるという方針も年齢的に厳しくなってしまった事実を受け入れるしかない。

 受け入れるしかない。

 違反したという事実を反省し、次の3年間の無事故無違反、及び法令試験と地理試験の勉強を並行して進めたいと思います。

 もしかしたら、次も直前になって違反を起こしてしまうかもしれないと考えると不安で苦しい…。

 急ぎのお客さんお乗せして、黄色信号で止まれるか…。 自分の中でもよく葛藤する部分なのですが、今後、大変申し訳ありませんが、止まるのが正解と心を入れ替えます。

 試験勉強はばっちりしていたのに試験まで辿り着けなかった事実。

 タイトルマッチが決まっているのに、前哨戦で惨敗した気分です。
 いや、日々のトレーニング中、不注意から大怪我したと言うべきか… 自分の不甲斐なさにガッカリですが、ここから這い上がるのも自分物語の一要素。

 昨日は車の中でくよくよして、「俺は負けた。タクシー以外の仕事を探そう…」と考えていたのですが、38の男に早々仕事はないだろう。

 腐らない、諦めない男に必ず届く吉報。
 世界4度失敗の西岡なんてアキレス腱断裂から復活したじゃないか。

 子供の高校入試までには安定した生活を実現できるよう、また一日一日を積み重ねます…!

2010年12月2日木曜日

太くなった粟生

タイベルト vs 粟生をやっと観戦。

タイベルト、手打ちながらキレのあるフック。
(キレというかハンドスピードというか…)

交錯する場面ほぼ全てにアウトサイドからフック、
しかも振り切らないで次の矢、次の矢、
こりゃ粟生はカウンターの溜めを作れないだろう。

防御姿勢も粟生にとって難解だと言える。

小柄で首の角度が長身選手のストレートを頭頂部で
真っ直ぐ受ける防ぎ方になっていて、直撃を食わない。
(というか直撃すぎて、脳が震えてくれない)

誰に似ているんだろうと考えた。

あ、チャナポーパオイン、だ(顔は紳士だが)。
捕まえられそうで捕まえられなかった星野敬太郎がよぎる。


序盤、手打ちと気がつくまでなんちゅう速さ!とびびる。

が、粟生が避け重視から、相打ち覚悟に切り替えると、
俄然として体格差が生きてくる。

粟生のストレートがタイベルトの下を向いた頭部の頭頂部、
かと思ったら、やはり精度が高い! 目鼻アゴの前面を叩く。
(狭い上に動く標的を何度も捉えていた。さすがだ!)

が、タイベルトの手打ちもコンビネーションの途中がやたらと
絶妙なタイミングと角度で、立った粟生の顔面の左右を叩く。

こりゃ姿勢の相性で言ったら、やや不利かも…と私は困りかけたが、
当の粟生は強い意思で被弾を無視して自身のベストブローを放ち続ける。

私がトレーナーだったら、距離を取る戦法を指示したかもしれない。
更にどっちかのガードをあげて、カウンター厳選せよ、とも。

が、粟生は前に出て、顔面とボディに重くめりこませていく。

3R、早い段階でダウンを奪えたのが、更に追い風。
が、ダウン奪ってペースを崩すテクニシャン数知れず。

粟生も「詰め」という部分では世界レベルでの特性がない。
無理するな!と私がトレーナーだったら指示しただろう。

が、粟生はハイプレッシャーで一定の追撃に成功する。

これまでの粟生の中で最も強い意思を感じる試合だ。
(が、次の長谷川からは更に強い意思を見せつけられる!)

はっきり言って、私がトレーナーだったら負けていたかもしれない。
実力者タイベルトとの二階級戦、粟生の覚悟は相当なモノだったのだろう。


中盤、疲れにより手数バリアが減り、元々この日は雑だった粟生の防御。
不利を自覚したタイベルトがここぞとばかりに巧みに漬け込んでくる。

5Rだったろうか、終わり際に粟生は連打を食いふらつく。
元々ボーッとした表情をする男だが、更に雲ってみえる。
(だ、大丈夫か!?)

が、終盤に入るとスタミナに難のあるタイベルトのキレが減り、
更にボディワークも怪しくなってきて下がるシーンが増えてくる。

距離が開くと自然と粟生のパンチが光りだし、有効打散発の展開。

途中、故意か偶然か、タイベルトの頭が粟生に当たり注意が入る。
これにより、紳士タイベルトは手札がなくなり、失速に拍車がかかる。
(チャナだったら、注意なんてどこ吹く風だったかも♪)


粟生の見事な判定勝利だった。

こんなに精神的にタフな男だったっけ…
こんなに相手に威圧感を与えられる男だったっけ…

これがアニキと慕う長谷川の影響だとしたら、
なんと素晴らしい両輪だろう。

2010年11月30日火曜日

殴るという行為

どの程度酷いことをされたら殴っていいのだろうか?
ボクシングに関わる者として常に考える。

ドラマでは殴る。
ごくせんもルーキーズも、最近の人気ドラマはとにかく殴る。

彼らはなぜ傷害罪で訴えられないのだろうか?
酷いことをされた報復行為だから許されているのだろうか。

少年によるリンチ殺人は定期的に起きている。
家族を殺されている親や兄弟がいるのだ。

無垢な時期にああいったドラマを見せられたんじゃ、
少なからず影響はあると思う。


以前、過去に誰かを殴った人になぜ殴ったのかと聞いたら、
相手が悪いんですよと言われた。

反省した様子はまったくなかった。


小一の私の子供が小四の知らない子供に首を絞められた。

自分の子供に魔の手が迫ったかと思うと、一気に体温が上がった。

翌日に相手の親から謝罪があったが、
暴力というのはやはり日常にあってはならないと思う。


リングの上。
鍛え上げられた者が向かい合うリング。

パンチにも防御にもコツがある。
慣れればそうそうマトモに当たるもんじゃない。

その特別な空間から眺める、
日常生活の中で弱い者を殴る、自分が強いのか弱いのかも知らない人達。

相手が構えてもいないのに殴って自分が強いと思っている人達。

…ま、彼らも被害者なのかもしれないが…。

2010年11月21日日曜日

映画「あしたのジョー」

あしたのジョー 予告編が公開されました。

(アイドルが演じるジョー? けっ!)と先入観があるかも知れませんが、この時代にジョーを作ってくれた事に感謝したいと思います。

民放でのボクシング中継が激減している今、次の世代にボクシングを伝えていくには新しいアプローチが必要です。私は実写でボクシングというボクシングゲームを作ってボクシングの伝道活動を行っていますが、もっともっとワイドに伝える必要があると思うのです。

既存ボクシングファンが「最近のボクシング界は…」とゴニャゴニャ懐古主義に浸るのは、個人的には業界の衰退に繋がる意見であることが多いと感じています。。


上記の予告編を見て(あ、本気で取り組んでいる!)とヒシヒシ。
泪橋のディテールを見ただけでぐっと来るし、そこにフラリと現われたジョーの姿、純粋に(あ、ジョーだ…)と!

リングも大場時代を彷彿させるロープや質感。

クロスカウンターのシーンにて動作としてパンチが止まっている、肩ごとパンチ打って頭がぶれている、など拳闘論で突っ込むのは可能ですが、そんなこたぁ「ヤボ」でしょう。

更に言えば、香川段平をキャスティングした以上、我々ボクシングファンもこの作品を見逃せない。

純粋に「観たい!」と私は思いました。

「この時代の若者にジョーはいるか?」

少年時代の坂本博之は飽食の時代にザリガニを食べて飢えを凌いだ。
全員が貧乏だった時代よりももしかしたら過酷だっただろう。

どの時代にもジョーはいる、必ず。


関連記事
ウルフ金串

2010年11月18日木曜日

子供が発熱

下の子供(小1)が帰宅直後は元気だったのに、
なんだかぐったりしていたので検温。

38.4、こりゃダメだ。
皆勤賞、今年はあきらめよう!

急に寒くなってきた昨今、
暖かくして皆さんもお休みを!


自分が高校の時に発熱、学校も欠席。

急に母親が私の部屋に入ってきて
足の裏をもんでくれたのを思い出します。

恥ずかしかったけれど、強引に揉まれたなぁ…

体中が痛かったので、最初は痛かったけれど、
まあ、心なしか楽になってきたような気がしてきて、
ありがたいなぁと思ったっけ。

子供の頃、私が熱を出すと
よく揉んでいたそうです。

もういいよ、と言っても、まだだめだと言われ、
結構長い時間揉んでくれたのを覚えています。

熱がでた子供の足を揉む。

親って言っても、これくらいしかできないのですが、
なぜか揉みながら昔を思い出していました。

そして、実感。
(俺も親なんだなぁ…)
(こいつも親になって、いつか子供の足を揉むかもしれない)
(その時、今日の事を思い出すかな)

さ、暖かくして寝ましょう!

最新版公開

ネット配布完全版の開発が終わりました。
(体験版の方はしばらくお待ちください!)

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

3タテリスト導入。1000勝以上の相手に3連勝で記載。
セーブデータのインポート/エクスポートに対応!(でぃる氏感謝)
レフェリーストップのタイミングに関するバグを修正(首相感謝)
レフェリーストップした場合の音声実況を追加。
ロビーで5分以上経過、誰かが来るとツールバー点滅。
リプレイモード閲覧後、zxcキー不能を修正(でぃる氏無頼男氏感謝)
体験版も最新版バージョンの告知を正確に認識。
大きく仰け反った際、戻りタイミング把握できるようドット追加。
リプレイない時も別ファイルを選択できるよう改善(無頼男氏感謝)

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

~ ボク街ニュース ~

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

3タテリストに名前を記載する条件

・相手が1000勝以上している
・同一相手と連戦(途中で別選手と対戦しない)
・3連勝(ドロー含まず)

セーブデータのインポート、エクスポートは、
タイトル画面→オプションから行うことができます。
申し訳ありませんが、リプレイデータやスパーログを含みません。
ゲームのセーブデータのみの移行となります。ご了承ください。

2010年11月3日水曜日

ボデラー対策について


ボデラー対策が分からず、ボディやられたらもう勝てない!と感じている方が多いと思います。

先ほどスパ天No.1ボデラーとの声も高いahaさんと行った3連戦を投稿いたしました(上記リンクから動画ページへ飛べます)。

wiki(ボデラー対策まとめ)などで対策は記してあるのですが、なかなか読んだだけでは難しいだろうと考えての投稿です。自身にとって敗戦試合の投稿を快く了承してくださったaha氏に感謝!

  • ボディダメージを受けたら、後退などですぐに回復する意識
  • 打たれても、ジャブ弾幕や後退、腹筋で追撃を防ぐ
  • 相手の呼吸ゲージが上部にある時は打ち合わない
  • ロングからのBジャブ出始めにストレートを狙う(近距離では厳禁)
  • 空振りをさせ疲れさせる(ボデラーは疲れたら諦める)
  • 短なら簡単にクリンチ可能、ピンチには前進して抱きつけ!
  • ラウンド終わりの立ち位置で回復する術を身に付けよう

40歳になった私はすでに反射神経も鈍く、とっさのカウンター返しとか間に合いません(個人的には37歳ボクサー定年ルールは理に叶っていると)。
ゲームもさほど上手なほうではありません(魔界村とか最初のレッドアリーマーに勝てません)。

しかし、ちゃんと対策を立てて戦えば vsボデラーはどうにかなります。(ボディ打っている時、相手の顔面がとても脆くなっている点を忘れずに!)

ただし、こちらの腹筋時に顔面を狙ってくるようになるなどボデラーも次の手を打ってきます。そこからはもう戦術の選択をどうするかの戦いになります。
そして、そこからが実ボクネット対戦の醍醐味なのかもしれません!

ボディ攻撃によるレフリーストップ

次回バージョンからボディ攻撃によるレフリーストップを導入しようと思います。
  • 実ボクは顔面ダメージがマイナスになると倒れる仕組み
  • ボディダウンだと立ち上がる条件指定ないので一発でレフリーストップ
  • ボディダメージがマックスに達した状態でコーナーに詰まり、更に一発ボディに食うとストップ。
  • コーナー以外ではストップがかからないようにしたい。なぜなら、ボディダメージマックスでも諦めたいという願望がなく、むしろトドメ狙いのフックに対してのダックアッパーを狙っている虎視眈々タイプの猛者がいるため。
こんな感じで進めていこうと思います。

私自身がボディでダウンしたことがないという経験は決して異常でも自慢でもなく、まして経験不足とも言えないと思います(最盛期はスパー三昧一日2R×4を週5日、質も高かった)。

個人的にはどこをグラブを通じて打たれたとしても直後に痛い!と思ったことがないので(翌日は痛い)、体質なのかな~と思っています。それも稀有ではなく、ボクサーには多いと思います。(肘と頭は痛い。)。

例えば、何年にも及ぶプロ生活で薬師寺保栄はダウンをしたことがなく、日々の練習、スパーでも一度もダウンしていません。要は倒れ方を知らないタイプと言ってもいいと思います。

私もプロのリングを選択して、長いラウンドを薄い8とか6オンスで殴り続けられら…さすがに地獄を見たことでしょう。(私の通っていたジムでは人生を掛けないボクサーはスパーを連続で2R以上やらせなかった。当時は若くて文句ばかり言ったけれど、ホント正解だと思う。ちなみに西沢ジムは1Rで必ず休憩、目的が違う。)

実ボクのスパーは西沢ジムでのスパー再現なので、ボクサー画像も20オンスでヘッドギアです。やはりボディでダウンがないという仕様は手抜きではなく、一定の根拠がある、と言う点はご理解・ご了承ください。
(しっかし、こないだの西岡利晃のボディはかっこよかった…!)


過度にボディ攻撃を受け続けると本当に辛いかと思います。

が、また逆の要素として攻める側として決してボディ攻撃を控えなければ…というものでもありません。立派なテクニックなので堂々とボディアタックをしてもいいと思います。(一部でボディ蓄積マックスでも更にボディを叩き続けるというやりすぎが問題となった。が、今回のボディストップ導入でこれもなくなる!)

あと、腹筋によるボディダメージ軽減について知らないユーザーがもしかしたらいるのでは…?とも思いました。(なんせ途中から導入された仕組み。ストーリーモードの基本技術の習得で会長教えてくれないし! このヤロー!(一応、文字で説明はあり))

以下、発刊未定の実ボク公式マニュアルより一部抜粋です。

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ボディの防御
ボディをどんなに打たれても直接的にダウンを奪われることはありませんが、回復力や移動力、ジャッジの判定に多大な影響を及ぼします。
腹筋に力を込めることが唯一の防御手段ですが、もちろん後退によるダメージ軽減や回避、ジャブによるストッピング、更には相手の呼吸ゲージ確認などもボディ防御と言えるかもしれません。

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腹筋
ボディ・受け止め
↓キー

(1) ボディダメージを防ぐ
腹筋に力を込めることで、最大12のボディダメージを防ぐことができます。が、腹筋の防御開始からマックス値まで防御力を上げるために、一呼吸分ほどの時間を必要とします。
最大でもボディダメージを12ダメージ防ぐだけなので、ボディフックを完全に無力化するほどの効果は期待できません。

(2) 腹筋中、顔面の防御力が激減
腹筋にグッと力を込めることによって、体全体が硬直してしまい、ダメージを逃すために重要な柔軟性が失われてしまいます。
腹筋中に顔面を打たれてしまった場合、最大で36ダメージが余計に追加されます。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

おーし、作業頑張ります。
また新たな駆け引きが生まれるかと思うとワクワクします。

コーナー付近でボデラーと必死の攻防。私ならアッパードンピシャに命を懸けて目を見開きます。もう背後にスペースがない。

(よし、次しかない! 次のチャンスだ! さあ、こいこいこ~い!)

グサッ!!
ストーーーーップ!(がっくし!)

う~、ワクワクする♪

2010年11月2日火曜日

止まりません、俺は。

対戦する、殴りあう、一対一の世界。実ボクネット対戦。
もう根本の部分が「激突」であるこの仮想世界。

この世界が生まれた時、鳳蛋氏やフリッカー氏と
もう勝ち負けなど記憶に残っていませんが、嬉しくて嬉しくて殴りあいました。

ずっとオフラインでそれぞれが別々に戦っていたのに、今、
掲示板だけの付き合いだった我々がリアルタイムで殴り合っている…!

嬉しい! 嬉しすぎる!!

これなら痛いのがいやだ、と思う人もボクシングができる!
これでおじいさんになったってボクシングができる!
どんなに離れていたってボクシングができるんだ!

そうだ、この夢のような世界を「スパー天国」と名付けよう。
みんなにも楽しんでもらいたい!!!



最初は来る人来る人、みんなが友達になるまでチャットしました。
でも、さすがに人数が増えてくると、そうもいかなくなってきました。

やがて故意に×押しするユーザーが現われます。
この場所を守るため、既存ユーザーは一丸となりました。

(あんなに酷いヤツはもういないだろう)と思いましたが、
…甘かった。

定期的に起こる事件、そのたびに一から繰り返す対処、
逆切れされて捨て台詞を食らって何度立ち尽くしたことか。

「こんなクソゲー作ってんじゃねーよ」

私も、きっとみんなもさすがに疲れてきました。

(いつか飲み込まれ、イヤイヤながらも受け入れざるを…)
と憂慮しつつ、いまだにスパ天は稼動し続けています。

少しずつ、少しずつ、時代に染まりつつ。
もしかして、これでいいんじゃないかな、とも。

キラキラした夢の時間はもう終わったんだ。

私設ボクシングジムの会長。
実写でボクシングの開発者。
そして、オンライン対戦ゲームの運営管理責任者。

最初はボクシングを教わりたいという若者が相手でしたが、
それもいつしかネット上における不特定多数が相手となりました。

もう同じ目標を共有している相手だけではありません。

今後も難しい決断を迫られるたびに私は悩むと思いますが、
そういった悩みを超える「喜び」をいまだに忘れられません。

実ボクサーが動いた喜び、ネットに接続できた喜び、
素敵なユーザー達との出会い、そして…
ライバルとの拳の交換! 勝利までのプロセス!!

私はボクシングと同じくらい実ボクが好きなんです。
(もしかしたら私の中では一致しているのかもしれない)
(確かに気持ち悪いかも知れないが、私自身はかっちょいいと信じる!)


改めて思う。
私はここスパ天にもっともっと多くの人を呼びたいな、と。

きっとこの先、困ることが山ほどあるだろう。

でも、くよくよしてなんかいられない。
苦しみを超える喜びがきっとあるはずなんだ、きっと!

2010年10月18日月曜日

リスク

>  長崎県立壱岐高校(壱岐市)で平成16年、柔道部の練習で背負い投げされ頭を強打、脳などに重い障害を負ったのは学校側が注意義務を怠ったためだとして、生徒の男性(21)と両親=壱岐市=が長崎県に計約7280万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、長崎地裁は18日、請求を棄却した。
> 判決理由で須田啓之裁判長は、男性は当時、練習で自由に技をかけ合う「乱取り」に必要な受け身を一定程度習得していたとして「教諭がそばで注視したり、練習するべき義務があったとは言えない」と指摘。男性側は「初心者への安全配慮に欠けていた」と主張したが、須田裁判長は「練習をこなしており、上級生の相手をするのに必要な技能があったと判断したことに安全配慮義務違反はなかった」と述べた。
>
>  男性は、高次脳機能障害や言語障害が残り、現在も常時介護が必要で、同校を休学している。

とても不幸な事故だと思うのですが…

私は高校時代は柔道部でした。
背負い投げされて頭を強打ということは…

・受身をとっていない
・他の乱取り選手と接触、不慮の事故

が予想されます。
下段はどこにも書いてないのでやはり受身が不完全だったのでしょう。

学校側に責任があるのかどうか。
ズバリ「ない」と私は思うのですが、冷たすぎるかな…


私は将来ボクシングジムを運営したいと考えています。
同じような事故が起きる可能性は山ほどあります。

口を切ったり、鼻血が出たり、は毎日でしょう。
(最近さぼってマウスピース未着用だったのはごめん!)
(私は高校時代、授業中によくちり紙鼻に詰めていた)
(それをかっこいいと思っていたのが、黒歴史…)

でもその原因って基本的には打たれたからなので、
自分の責任としか言いようがないと思うのです。

もし、大事故になったからといって責任の所在は変わるのか。
悲劇が大きければ責任の所在は変わるのか…

もし、事故が起こった時、私は耐えられるだろうか…?

逆に考えれば、私の子供たちが通うトランポリン教室で事故があって、
息子が半身不随になった時、素直に息子の責任です、と言えるだろうか…

ボクシング、いや全てのスポーツを教えるリスク。

かつて「無保険で安価、もしくは無料で教えるボクシングジム」
これを二年やってきた自分の経験はただのラッキーだったんじゃないか…

怖い…。今頃気が付くのもどうかと思うのですが、
やはり自分の子供がいる、というのが大きいのかな…

スポーツ保険加入で他のジムと同じような値段じゃやる意味はない。
ボクシングはもっと気軽にやったっていい「スポーツ」なんだ!
と言ってきたけれど、やはり危険な人には危険だろう。

信念の根底が揺らいできた私。どうしようと立ち尽くす。

ノープラン、今の気持ちを書き残してみました。

2010年10月14日木曜日

今日の作業報告

実ボク2.49+としてアップいたしました。
(体験版はベクターに申請中)

今回はインストーラーの更新です。

これまでインストール完了すると自動的に新しい実ボクが起動していたのですが、
どうやらこれがビスタ以降のOSだとセーブデータを正しくロードできないようなのです。

今回のインストーラーでは完了しても自動的に起動しません。
ただそれだけですが、起動する際のショートカット名の変更も。

実ボク(完全版)とか実ボク(体験版)だったのを
実ボク、だけに変更しました。(共通になった)

基本的には(次へ)ボタンを押すだけなのでご安心を…

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ボク街サイトの選手紹介ページをいじりました。

・世界王者
・挑んでいる選手
・届かなかった選手

と冷酷な分類をしていたのですが、
久々に見直すと引退した選手が山ほどいて…

挑んでいる選手がたったの二人になってしまいました。

しかも、そのメンツは名護と西澤ヨシノリ。
(なんともコメントの難しい?)

届かなかった選手も大所帯に…

人気のある選手の上段には実ボク広告も挿入。
javascriptによるぼんやり変更で画像が変化します。

でもこれってゲッコー?エンジンだと再生されないみたい。
詳しい方、改善方法を教えていただけたら…

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2010年10月13日水曜日

鬼束ちひろさんに暴行、知人の男に逮捕状

私はボクシングを指導していますが、グラブなしで人を殴ると言うことが
どれだけ危険な行為なのか…を知らない男を恥ずかしく思います。

眼球、眼底、鼻骨、前歯。

一発がただ事で済まない、一生回復しない障害が残る可能性があります。

素手で怒りに任せて女を殴る男。
自分よりも強い男と戦ったことがないはずの男。

かっこ悪すぎる…


それとドラマなどでも素手で殴るシーンが多すぎると思います。

滝沢ケンジはちゃんと横っ面を殴っていました(ように見えた)が、
最近のスポコン物は真正面から何発も殴っているシーンがありました。

若者が勘違いしてしまいそうで、とても不安になります。
製作者の皆さん、ご一考を!

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~ 実写でボクシング ~
HSPプログラムコンテスト2004 最優秀ゲーム賞を受賞!
http://www7a.biglobe.ne.jp/~BOXCITY/index.htm
↑こちらからダウンロードできます
(基本技術の習得でリアルタイムネット対戦が可能!)

2010年9月26日日曜日

次男の実力

坂田というはっきりとした実力者に中差の判定勝ち。

これまでイマイチはっきりしなかった大毅の「強さ」。
トップクラスの実力を認めざるをえない勝利と言える。

ボクシングを通じて人間的な成長というか、
公の場でのマトモなふるまいを覚えた点にも注目したい。


蒸し返すようだが、確かに内藤戦での反則行為は酷かった。
が、日本タイトルマッチレベルで同程度の酷い試合もないことはない。

時間が経った今、改めて考えると、やや過剰反応ではなかったか?
(世界の舞台だし、確かに酷かった、という上で)

ちなみに内藤は次の試合でもポンサクレックに投げられている。
密着時に乗っかるようにしているのも原因のひとつだし、
あの試合、内藤もラフな行為をしていたのを忘れてはならない。

(内藤が悪いという事ではなく、試合自体が荒れていたと言える)
(乗っかるのはテクニックだが、ややダーティテクニックと言える)
(リードしていた川益、乗っかってこられたら毎回崩れて時間稼ぎ。
勝つための立派なテクニックと言えるが、ダーティと言われても仕方ない。
この試合は悲劇的な結果となるので深くは遠慮します。)
(乗ってこられて、下に崩れても、上に持ち上げても批判される現実。)
(もしスパーで何度も乗ってこられたら、俺、どうするだろうか…)


話が脱線してしまいましたが、まあ言いたいのは、
謎めいていた大毅の実力は世界クラスだったという事です。

坂田という近年稀に見る努力の男に勝った。
こりゃ日本中のボクシングファンに対する印籠となる。

素直に認め、次の防衛戦を楽しみにしたいものです。

2010年9月10日金曜日

ホームレス

東京はまさにその時間帯、豪雨でした。

ワイパーマックスでも前方を確認できず、
ゆっくり安全確認しつつ走っていく感じでした。

「むぅぅぅぅおぉぉぉぉぉぅ!」(実際は雨音で聞こえない)

土手下のホームレスが上半身裸でなにかを叫んでいました。
見ると、住まいと見られるブルーシートがつぶれています。

川も増水しそうだし、危険な雰囲気…。

このおじさんをもう10年もウォッチングしているけれど、
感情をあらわにしているのをはじめて見ました。


思い出します。
かつて私にはホームレスの友達?がいました。

高校時代、八百屋でアルバイトしていたのですが、
社長が新人の私に惣菜の残りを持たせて、川に行って来い、と。

裏手の川に行くと橋の下に寝ている人影。
高校生の私には別世界で襲われるのでは?みたいなビビリ感情アリ。

初日はその存在が怖くて、側にパックを置いて走って逃げ帰りました。
次の日も寝ていましたが、私が置くと「ありがと」と聞こえました。

(あ、しゃべった…)

次の日はあぐらをかいて待っていました。
次の日はヒゲを剃っていました。
次の日は「お疲れさん」と言われました。

そんなこんなでなぜか皿の上に持って行った時があって、
食べ終わるまで待たなければいけないときがありました。

待っている間にやっぱりしてしまうシャドー。

「ボクはボクシングやっているのか?」
「はい」
「そうかい…」

ここから交友が始まったのですが、話題は普通の大人なんです。

女の話、昔は金持ちだったとか、親の葬式で始めて借金をした、とか…
(普通じゃないかも?)


数ヵ月後、同級生も八百屋のバイトに参加。

惣菜を二人で届けたのですが、おじさんが私に
「今日は二人かい?」と言ったのに…

私はホームレスと知り合いというのが当時恥ずかしく感じて、
二度も繰り返して言ったおじさんを無視してしまいました。

今思うと心の狭さに悲しくなります。

次の日から惣菜届けは同級生に任せ、
自分は行かなくなりました。

二度とおじさんに会いませんでした。
(橋の上は通学で毎日通りましたが…)

どうしているのかな、何年かぶりに思い出しました。

高校時代の俺「なんでホームレスなんてやってるの?」
ホームレスおじさん「家は岩槻にあるんだ」
俺「帰らないの?」
おじさん、だまって頷く。

俺「家には誰か今住んでいるの?」
おじさん「うーんうーん。ご馳走! ありがと!」

教えてくれなかったけれど、なにがあったんだろう…。
もっともっと知りたかったけれど、もう二度と聞けない。

なにがあったんだろう…

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

(はまこ~氏書き込み)

ホームレスさんの話、私も少し同じ様な経験があります。
小学生の時、神戸須磨海岸の近くにホームレスがいました。

小学生がみんな馬鹿にして石を投げたりしてからかっていて
そしてホームレスの人が小学生を追いかけまわして脅かす
そんな事が繰り返されていました。

たまたま私もその場にいて、何故か逃げてる時、
石に躓き倒れてしまったんです!!

『うっ捕まって殺される』って思ったとき
ホームレスの人が『大丈夫か』って・・
優しく声をかけてきたのです。
そのホームレスの人は
『むかし私は会社の社長だったんや、こんな人間になるなよ』って
さっていったんです・・・

その時、私から見ても夢も希望もない顔にみえました。

その人に何があったんだろ?って今も思いますが
人は夢を失うと・・・恐いって感じたことを覚えています。

私は夢の持ち方を社員に徹底してます。
夢は必ず自分が頑張ったら叶う夢をもてっていっています。
他人次第の夢なんてもつな!って言っています。
片思いの人と結ばれる、
じゃなくて片思いの人が振り向く人間になれ!
金持ちになる、
じゃなくてお金を出してくれる人にお前が必要だと思われる人間になれ!

他人次第の夢だと失敗した時、その人の責任にしてしまいますもんね^^

常に自分の頑張り次第だからこそ、それが重なり大きな夢につながるのだと
私は思います~~~~

人の為って書いて偽りと読む・・・
漢字って奥深いです。。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

> 人は夢を失うと・・・恐いって感じたことを覚えています。

ホントですね。

私は今、個人タクシーの免許を取り、
その後に無料、もしくは安価で少年達にボクシングを教えたい!
という夢を持って日々、熱く生きていられる…。

夢がある、ってだけでも幸せだと思います。

この夢が無駄にならぬよう、無事故無違反を徹底します。
ちなみに違反すると夢が5年間遠のくという鬼ルールです。

はまこ~氏の書き込みで、
また私のモチベーションが燃え上がりました。

いつだって、初心に戻れる。
慢心から抜け出す、っていうのも個々の意識ですからね。

また明日から一歩一歩、落ち着いて進めそうです。
ありがとうございます!
(しっかし、熱い文章でした。)


私ははまこ~氏の文章のファンです。

上手い下手を超えていて、
とにかく熱いんです。

そして、その人生があるから説得力がある。
人に火をつけてくれる、そんな文章。

誰かに力を貰ったり、ミスを指摘されたり、
私も誰かの力になったり、キッカケになったり…

私がスパ天を作った本当の、最大の成果は
もしかしたらですが、コミュニティに集ったユーザーから
迷っている時に背中を押したり押されたり…

…立ち止まらず、熱く生きたかったからなのかも。


フリッカー氏も長年の夢、行政書士に合格しましたが、
その後は開業に向けて新たな壁に挑んで苦戦している様子。

その苦境を(超えてくれ!)と心から熱く叫べる、
挑んでいる仲間の姿を見て熱くなれる自分、そしてみんな。

来年が受験だっていうユーザーも大勢いる。私も7月受験です。

みんな、幸を掴もう!
目標を持って、例えおぼろげでも「夢」を持って!

がんばろーーっ!

2010年8月22日日曜日

人は変われるのか?

シミケン! 投稿者:サンドバック

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100818-00000131-jij-soci

「ボクシングで生まれ変わった。もう二度と過ちは繰り返さない。」
みたいな事を過去にジムでインタビュアーに答えていました。
(この時点ですでに4度捕まっていましたが!)

ボクシングは問題のある状態から更生する上で効果があるスポーツだ。

が、ここまで繰り返す人が、ボクシングというキーワードを出すだけで
一般の方に悪いイメージが定着しないか心配になります。

ダメ、ゼッタイ…
と言っても、効果なしだろうなぁ~…

やはり人は変われないのだろうか…

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

シミケンさんの件 投稿者:御幸

>>やはり人は変われないのだろうか…
うちの学年主任がよく、学年集会や何かあれば必ず口にするのが「人は変われる」です。
うちの学校で問題を起こした生徒は一度面接を受け
繰り返さないことを約束に集団生活に復帰します。

大事なのは周りが変わることを期待して待っていてあげる事だと話していました。

実際ウチの学年は年々問題が減ってきました。
これは、信じて待っていたあの人の賜物なのかなぁ~と感心しました。

もちろん本人の変わりたいって気持ちが90%だと思うのですがやはり本人も周りの期待を背負っていたら変われるんじゃないかなと3年間通して思いました。
ちょうど「人は変われる」というキーワードがどんぴしゃだったので書いちゃいました(笑)

少なからずボクは、人は変われるんだなと経験を通して思っています。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

投稿者:サンドバック

> うちの学年主任がよく、学年集会や何かあれば必ず口にするのが「人は変われる」です。

ロッキー4、ロッキーは「人は変われるんだ!」と叫んで終わります。
「更生」は私のテーマでもあるんですよね。

ジムの練習生で過去に自動車泥棒で捕まった過去のある若者がいました。
(自転車じゃないです!)

で、ある日、突然訪ねてきました。相談を受けたのですが…
「10万貸して欲しい。でないと殺されるかも知れない。」

真顔でした。

「どんな事があっても俺は金の貸し借りをしない男だ。
なので、金は貸せないが、君をほっとけない。警察に行こう。」

ごねたけれど、強引に車に乗せる。
警察に行くと若者の原付免許のコピー、で相談。
しばらくすると私だけ別室。

「君はあの子とどうゆう関係なの?」
「ボクシングを教えています。まだ2回目ですが…」

免許のコピーの下に走り書きで警官によるメモがあった。
これまでの犯罪歴、そして、驚いたのは私に伝えていた名前と違う名前が…

(偽名、だったのか…)

ボクシングを教えている時、とても素直だった。
怖さに負けずに頑張っていた。

スパーが終わって、飲み物を飲む時に手が震えていて、
それを私に気付かれぬよう、すぐにグラスを置いていた。

なにを教えても、悪かった点を伝えても、返事が曖昧だったので、
私がはっきり言え!と言うと、頑張って大きい声を出していた。

その日は最後まで大きい声で返事をしていたっけ。

(…俺はこの子をまっとうにしたい!)

若者は何度も何度も私に礼を言って、朝日の中、帰っていった。
「落ち着いたら、またボクシング教わりに来ます。」
「わかった。〇〇君(もちろん偽名で)、気をつけて帰れよ」


あの日を最後に彼には会えていません。
尻切れトンボな気持ちと同時に会えなくなった安心感?もある矛盾。


私はまだボクシングで「更生」に成功していない。

ボクシング以外でも家族・親戚に不幸があると、
あんなに言ったのになぜだ…と無力感を感じたりします。

こんな悔いはいつも心の中にあります。
そして、これがボクシングを教えたい!という気持ちの原動力だと思います。


不思議なもので、一途になれない自分もいて、本心では
「ダメなヤツに何を言っても無駄かもしれない」
「本当は無理かもしれない」
「俺はきれいごとばかり言っている」
とも思っています。

スパ天でのごたごたがあるたびに上記のモヤモヤが証明されているような…
そんな蓄積ダメージを感じながらの日々に書き込まれた御幸君の書き込み。

ありがとう!

個タク合格して余裕ができて、またボクシング教えて…
その時になにかしらの答えに辿りつけるかも知れないね♪

ちょっと勉強なり、違反の恐怖なり、で気持ちが病んでいたような気がする。

自分よりバカ正直はいないんじゃないか?と思っていた日々の中、
自分より遥かに清々しい、まっすぐな気持ちに会えた幸運。

おーし、殴るぞ~♪(?)

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

「人は変われるのか」 投稿者:マウス

重いテーマですね。

「人は生まれながらにして悪である」という性悪説派ですが
これ以上は信仰的な絡みもありますので・・・

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

投稿者:鳳蛋

>ロッキー4、ロッキーは「人は変われるんだ!」と叫んで終わります。

「人は変われるか?」なかなか重いテーマですね。

英語のジョークであるのが、

Practice makes perfect. 「継続は力なり」とよく訳されます。
             直訳すると「努力が完全をもたらす」ぐらい?

Nobody's perfect. 「完全な人はいない」

Then, why practice?   「じゃ、なんで努力するの?」

まあ、答えは人それぞれですが、

例によって、ネルソン・マンデラの名言を送りましょう。

「達成するまでそれは不可能に見える」

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

投稿者:サンドバック

> ネルソン・マンデラの名言を送りましょう。
> 「達成するまでそれは不可能に見える」

こ、これは…!

もやもやしていたっていい。今は!と思える、
素晴らしい名言ですね。

なんかまた前向きに、目標に向かって迫ることができる!
と心底感じています。ありがとう~!

なんか私の個人的なもやもや相談室のようになっていますが、
よくよく思い返すと何度も何度も皆さんに助けられていたっけ、
と思い出します。

このゲームの開発や運営は、自分のためでもあるけれど、
そして、僅かでも、集ってくれたみんなのためになったなら…

作った甲斐があるってモノですね♪

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

人は変われるか? 投稿者:フリッカー

ここに変われた人間がいます。確かに変われない人もいますが、変われる人は確かに存在します。

かつてあまり社交的ではなく、話し掛けられるまで決して初対面の他人と話さない私でしたが、社会へ出て揉まれ、さらにボク街での交流を通じて、自分から人に気軽に話せるまでになりました。

結局の部分、人が変わるためには、最後は自らが動き出さないと不可能です。

しかし、周りはその手助け、きっかけ作りならできる。

そのきっかけを提供する。それが更正という仕事なのかな、と思います。

すべてを救うのはおそらく不可能です。

しかし、そのきっかけすら提供されなくなれば、立ち直れたかもしれない人も立ち直れません。

100が出来ないから0のまま、よりも、10でも出来るならそれを目指す。

青臭いと言えばそれまでですが、
見ている人はきっといる。その中からそれに習う人がまた一人だけでも増える。そう思い、ことに当たりたいですね。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

人は変われるのか~ 投稿者:はまこ~

私はサラリーマン時代に上司の死が原因で重い自律神経失調症って病気に罹りました。
その当時パニック症の病気がまだ浸透してない時代で、
頭がおかしいとか、甘えてるだけとか、それはもう酷いほど言われました、
そしてそんな時代でした・・私は何度も何度も会社を転職ほとんど1ヶ月ももたなくて
会社を転々としてる時、もう死んだほうがましなのかな、俺はもう終わりなのかな、
毎日辛い一日を繰り返していました・・・

そんなある時、いつもの様にまた会社を退職し、その会社を出ようとした時
たまたま、そこの会社の常務さんが声をかけて来たんです。

『濱田君!辞める土産にある事を教えてあげる』って
『それは山登りと会社はまったく同じなんだよ』って言葉でした。
『山登りは登りはじめても何も良い事がない、友達と登っても途中で一緒に降りたり
獣が襲って来たり、迷子になったり、登るのを諦めたり・・・

でも山登りは上まで登ると、初めてその山の素晴らしさが分かるんだよ。
濱田くん、次の就職先で一度会社の山登りをしてみないか!』
会社は上に立って初めてその会社の素晴らしさが分かる・・・

私はその言葉で会社の山登りがしたくなったんです~

その後私はある会社の支店長になり、良い事も悪い事も経験し
初めてその言葉の意味をしり

そして変わることができたのです~

人は変われるか!私は単純に言葉の宝物を大切にしてます~

だって私は『山登りと会社は同じなんだよ』
たったその言葉だけで変わることができたんですもの~

人はきっと変われる~そう信じて、私は社員教育してます^^

PS・・・たまに大丈夫か!!って思うときは多々ありますが^^;

2010年8月21日土曜日

ボクシングで人は変われるのか

>>やはり人は変われないのだろうか…

うちの学年主任がよく、学年集会や何かあれば必ず口にするのが「人は変われる」です。
うちの学校で問題を起こした生徒は一度面接を受け
繰り返さないことを約束に集団生活に復帰します。

大事なのは周りが変わることを期待して待っていてあげる事だと話していました。

実際ウチの学年は年々問題が減ってきました。
これは、信じて待っていたあの人の賜物なのかなぁ~と感心しました。

もちろん本人の変わりたいって気持ちが90%だと思うのですがやはり本人も周りの期待を背負っていたら変われるんじゃないかなと3年間通して思いました。
ちょうど「人は変われる」というキーワードがどんぴしゃだったので書いちゃいました(笑)

少なからずボクは、人は変われるんだなと経験を通して思っています。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

> うちの学年主任がよく、学年集会や何かあれば必ず口にするのが「人は変われる」です。

ロッキー4、ロッキーは「人は変われるんだ!」と叫んで終わります。
「更生」は私のテーマでもあるんですよね。

ジムの練習生で過去に自動車泥棒で捕まった過去のある若者がいました。
(自転車じゃないです!)

で、ある日、突然訪ねてきました。相談を受けたのですが…
「10万貸して欲しい。でないと殺されるかも知れない。」

真顔でした。

「どんな事があっても俺は金の貸し借りをしない男だ。
なので、金は貸せないが、君をほっとけない。警察に行こう。」

ごねたけれど、強引に車に乗せる。
警察に行くと若者の原付免許のコピー、で相談。
しばらくすると私だけ別室。

「君はあの子とどうゆう関係なの?」
「ボクシングを教えています。まだ2回目ですが…」

免許のコピーの下に走り書きで警官によるメモがあった。
これまでの犯罪歴、そして、驚いたのは私に伝えていた名前と違う名前が…

(偽名、だったのか…)

ボクシングを教えている時、とても素直だった。
怖さに負けずに頑張っていた。

スパーが終わって、飲み物を飲む時に手が震えていて、
それを私に気付かれぬよう、すぐにグラスを置いていた。

なにを教えても、悪かった点を伝えても、返事が曖昧だったので、
私がはっきり言え!と言うと、頑張って大きい声を出していた。

その日は最後まで大きい声で返事をしていたっけ。

(…俺はこの子をまっとうにしたい!)

若者は何度も何度も私に礼を言って、朝日の中、帰っていった。
「落ち着いたら、またボクシング教わりに来ます。」
「わかった。〇〇君(もちろん偽名で)、気をつけて帰れよ」


あの日を最後に彼には会えていません。
尻切れトンボな気持ちと同時に会えなくなった安心感?もある矛盾。


私はまだボクシングで「更生」に成功していない。

ボクシング以外でも家族・親戚に不幸があると、
あんなに言ったのになぜだ…と無力感を感じたりします。

こんな悔いはいつも心の中にあります。
そして、これがボクシングを教えたい!という気持ちの原動力だと思います。


不思議なもので、一途になれない自分もいて、本心では
「ダメなヤツに何を言っても無駄かもしれない」
「本当は無理かもしれない」
「俺はきれいごとばかり言っている」
とも思っています。

スパ天でのごたごたがあるたびに上記のモヤモヤが証明されているような…
そんな蓄積ダメージを感じながらの日々に書き込まれた御幸君の書き込み。

ありがとう!

個タク合格して余裕ができて、またボクシング教えて…
その時になにかしらの答えに辿りつけるかも知れないね♪

ちょっと勉強なり、違反の恐怖なり、で気持ちが病んでいたような気がする。

自分よりバカ正直はいないんじゃないか?と思っていた日々の中、
自分より遥かに清々しい、まっすぐな気持ちに会えた幸運。

おーし、殴るぞ~♪(?)

2010年8月15日日曜日

80年代国内Jr.ウェルター最強決定戦

前回、二郎 vs カオサイの予想などで盛り上がったsada氏のメール、
昨日、最新版♪が届きました。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

今回、リクエストしたいのが、80年代国内Jr.ウェルター最強決定戦です。赤井
英和、浜田剛史、平仲明信の三人の中から、お願いします。

時期的には、赤井英和はブルース・カリーに挑戦したときが一番、油が乗っていたと
思います。浜田剛史は膝の怪我をする前の東洋をとる前がベストかと思います。そし
て、平仲は、コッジから1ラウンドに実際は3度のダウンを奪っており、ロザリオを
1ラウンドでKOしているので、どの時期でもOKかと思います。よろしくお願いし
ます。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

ぬーおー、悩ましい!

80年代とくくりがあるので吉野や仁徳は間に合わないかな…
(いや、本来の階級だとジュニアがつかないのか…)
(吉野 vs コッジは悲しいほどの差を感じた点から平仲の凄さが…)

挙げられた3氏の中では赤井の評価が最も難しいと思うのです。

カリー戦でのガードの低さ、距離調節のレベル、
更に言えばフックを食ったのにガード修正されない対応能力。

世界戦ということで平常心でなかったかも知れないが、
落ち着いた目で見ると世界を戦うレベルになかったと思う。

んが!

過去に尾崎という安定感のある選手にKO勝ちも記録している。
(腰痛持ちの尾崎がよっほど不調だったのだろうか、未見試合)

赤井は勝つだけでなくショーとして盛り上げる気持ちも強かった選手。
指導陣の指示を聞き、ガチで勝負に徹したら…を見たかった気がする。


残る、浜田 vs 平仲をイメージしてみるが、これまた難しい。
共にジャブを主としないため、最初になにが起こるのかすら!

両者ともに頑丈なので顔面叩き合うと拳が持たないのでは?
果たしてボディ打ちが巧みなのはどっちだろうか…

となるとスタミナも大事な要素になりそうだ…

試合枯れの時期もあった平仲ですが、対戦相手の質は上。
序盤で押し切れれば平仲、失速したら浜田に勝機も…?

決めなければならないとしたら、平仲に一票かな~?


ふと仁徳を思う。彼はジャブもあり、打点が遠い。
自分より頭が低い選手に対するボディ打ちも巧みだった。

もしかしたら、モーリスイースト(平仲ラストファイトの相手)にも勝っているし、
横槍になってしまいますが、なんか予想の中では一番勝利を想像しやすいボクサーかも…
(打たれ弱さ、一気に来る吉野を捌けなかった実績は赤信号ですが…)

うぬ~、サダさんのメールはいつも難問ですね♪

2010年7月24日土曜日

佐々木基樹

http://boxingnewsboxon.blogspot.com/

OPBFスーパー・ライト級タイトルマッチは、1階級下げて王者ランディ・スイコ(比)に挑戦した佐々木基樹(帝拳)が12回を戦って2-1判定勝ち。昨年世界挑戦が決まって返上するまで保持していたウェルター級に次いで2本目のOPBFベルトをゲットした。
 「負けたら引退」と公言してリングに上がった佐々木は、10回までは決定打こそ受けないものの、王者スイコに追い上げられて苦しい展開。4、8回終了後の公式採点でもやや劣勢だった。顔は腫れ、鼻血を流すなど、疲労の色も濃くなり、このまま判定負けか……というペース。しかし運命を切り開いた10回、打ち合いで左フックを強打すると、これがカウンター気味にスイコの顔面を直撃。大きくフラついたところにすかさず追撃の左フック。王者もたまらずダウン。これは終了ゴングまで時間がなかったが、11回も猛攻してポイントを奪い、逆転に望みを繋いだ。
 スイコもよく踏み留まり、最終回も佐々木に応戦してKO負けを拒否。判定は、日本の浦谷、安部の2人が115-113で佐々木の勝利を支持したのに対し、オラロ副審は逆に114-113の1点差でスイコの勝ち。スプリット・デシジョンで佐々木の手が上がった。 この瞬間、帝拳ジムは世界王者西岡らに佐々木を加えて、現役8人目のチャンピオン誕生となり、自己記録を更新した。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

佐々木ってかっこいいよなぁ…

ストレート系に対策を持っている。
格上とマッチメイクする。
凄い厳しい試合になる。
その中で結果を出していく…

男だよなぁ、毎度毎度の必死さが伝わってきますもの。

数年前の戸田戦で(うーん、このクラス止まりかな)と
勝手にポジションをイメージしてしまった自分の予想を
遥かに上回り、遥かに長く現役として戦っています。

今回だってスイコが相手ですよ? 全てのアクションで
佐々木を上回っていると予想して不思議ではない相手。

素直に拍手を送ります、素晴らしい!(一冊書いてほしい!)

2010年7月17日土曜日

渡辺二郎 vs カオサイギャラクシー

ボクシングの街を読んだボクシングファンの方からメールを頂きました。

私は渡辺二郎が大好きでした。今でも、あのスタイルが大好きです。そして、一番見たかったのが、対カオサイ・ギャラクシー戦でした。

一部には、二郎さんがカオサイから逃げるためにWBAのタイトルをはく奪覚悟でパヤオとの統一戦を行い、WBCにくら替えしたと言う人もいますが、私は、実際に戦ったら、二郎さんがアウトポイントして楽勝したと思うのですが、どうでしょうか。

ふむふむ、これはやっぱり歴代国内ボクサーで二郎最強を唱える しうまい氏の意見も聞きたいし、関西でリアルタイムなら はまこ~氏もきっと詳しいのでは…!?

メールの返信で実写でボクシングの掲示板で楽しい話題として取り上げると書いて、これを機会に実ボクにも興味を持ってもらえたらな~と目論んでいます♪

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
(まずは私による返信内容)
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

メール、ありがとうございました!

渡辺が勝つでしょう、と私も言いたいのですが、ここはあえて不安要素を並べてみます。

個人的には渡辺とカオサイの相性に不気味さを感じるのです。

ガッチャガチャの松村謙二に大苦戦して一度は腰を落としたカオサイ、アルマンドカストロにもカオサイは大苦戦しています。彼も松村のようなファイタースタイル、カオサイは頭の低いファイターを苦手としている傾向があると言えます。

逆に距離を重視するテクニシャン、ボクシングを充分に知っているグスマンをグイグイ押し込んでぶっ倒したカオサイ。
渡辺は旋回しながら単発のジャブ・ストレート、背を立ててのアウトボックスが基本スタイル。それが惨敗したグスマンのスタイルと重なってしまう…!

渡辺のラストファイトはポイントの計算を間違えての敗戦と言われていますが、いまいち渡辺はボクシングの幅という意味ではそれほど広くないと思うのです。(それだけ渡辺本来のスタイルが強力ということですが!)
もし、渡辺の最も得意とするスタイルがカオサイに通用しなかったら…。渡辺には松村のようなガチャガチャや玉砕アタックや潜り込みはなく、打開策としては弱い印象を受けます。

カオサイの圧力を受け続ける、辛く長い展開が続くことが予想されます。が、もちろん渡辺が試合を諦めるということはありえない。私の予想を超える、どんな対策を見せてくれるのだろうか…?

うーーーーーーっ! 観たい♪(いや、観たかった、と過去形ですね。絶対に観れないかと思うと悲しいですね…)

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

書き終えて脳内対戦に思いを巡らせていたら、もっと書きたくなってきたので追記させていただきます。

渡辺のジャブとストレートはノーモーションで見切りづらいのは素晴らしいのですが、反面、腰がくるっと回るような必殺ストレートではなかった。(徳山はクルッである)

良くも悪くも渡辺は右も左も「手打ち」です(グスマンも手打ちでした)。
6オンスの時代だからこそ、より効果的だったと言えます(現在は8オンス、ちょっと重くなりました)。

頑丈なカオサイにどこまでダメージを与えられただろう、あの前進を止められただろうか…。
ふと不安になり最後に追記してみました。

改めて読み返すと、あえて不安要素を並べてみたのですが、並べすぎました。ごめんなさい!
もちろん渡辺の評価は高いです。あえて、です。あえて。(手遅れ?)

渡辺は確かに手打ちですが、それはノーモーションであるということ。
しかも避けた頭位置を覚えておき、次のコンビネーションで逃げる頭にドンピシャ。

渡辺は顔は怖いが、慎重で頭脳的なボクサーでした。私の予想も杞憂に終わるんでしょうね、きっと!

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

続きはボクシングの街の渡辺二郎ページでご覧ください。実ボクユーザーである しうまい氏や はまこ~氏、メールの方の返信も掲載してあります。


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2010年7月15日木曜日

SQLで各選手のデータを管理

かつて挫折した、苦い経験のある分野。
SQL(データベース)を再び導入すべきか検討しています。

選手のデータを全てメモリ上に置くことで、高速処理できるシステムです。が、性質上メモリを大量に占有します。

ジムサーバに導入するとスパーに悪影響が出るかもしれませんので、物理的に別の場所、@pageというレンタルサーバにて無料スペースを借りました。

スパーが終わるたびに全自動集計、リアルタイム方式による運営は将来的な目標として、まずは日々のデータを翌日に手動で反映、みたいなものを考えています。

これが実現すれば、Pongchangって誰に一番負けているのか?とか、チャレンジのデータから、最強のボデラーは誰かとか、グラフ.exeのファーステストヒット王は誰なのかとか…

散らかっているデータが一列に並ぶのです!

が、phpという新しい言語を覚える必要があるので、突然!という訳にはいきません。

勉強の時間が必要となるのでしばらく実ボク本体の更新からは遠ざかるかもしれませんが、これも最近の活発なスパー数により(SQL入れるなら今しかない!)と確信できたからだといえます。

長期的な挑戦となりそうです。(また挫折する可能性もあり)

2010年6月27日日曜日

プログラミング

私がプログラミング好きなのってなんでだろう…

なにか不具合があると、必ずどこか間違えている。
原因は全て自分にある気持ちよさ、かな~?

これはボクシングのスパーでの自己責任と似ていると思います。

(ユーザーになんでもボクシングにこじつけると言われましたが、私にとってボクシングはとても大きな要素です。ボクシングに当てはめて考えるのは、私にとって自然なことです。)


そして、どんなに苦労した箇所でも一度うまくいってしまえば、その部分はいじらない限り、もうず~っとうまくいく快感。

過去の成功を忘れ、心機一転、次のところを作り始める。

どんどん増えていく。どの部分も作った時は必死だった。過去の必死はもう全自動、自分でどう作ったのかも思い出せない。

日々の必死が重なっていく…


撮影したボクサーが動き、その拳に当たり判定が生まれ、背後にコーナーポストが立ち、周囲にヒゲ面のジャッジが座り、目の前のCPUボクサーが生き生きと殴りかかってきて、パンチを食らった途端に汗がピッと飛び散り、102ダメージという数値が虚空に消えていく…


どの部分も無事に動いた時に感動がありました。その積み重ねが、6年もの時間が積み重なった結果が…

今の実ボク。

もう二度と作り直すことなんてできない。今も積み重なっている真っ只中。

私がこれまで遊んだどんな娯楽よりも面白い、自作ゲームをプログラミングして開発する、という作業。

「ボクシング」という私の青春の大部分を占めていた「熱」。若かった私を受け止めてくれたその「熱」がなんだったのか…?

(今でも熱いんだ。死ぬまで熱いんじゃないか!?)
もう止まりません…!

実ボクがラジオ電波に乗りました♪

はまこ~氏のラジオにて紹介して頂いた実ボク♪
音源が届きましたので、公開させて頂きます。

http://www7a.biglobe.ne.jp/~BOXCITY/index.htm

このページの中段のリンクから飛べます。
(最上段にあるCMの音量をオフにしてからじゃないと音が被るかも…)

http://sbagcity.jpn.ph/cgi-bin/Track01.mp3

なので、こっちの直リンクがオススメです。

ボリュームアップで電波に乗った「実写でボクシング」を
お楽しみください♪


聞く前の勝手なサンドバック的予想?としては、

グラサンのはまこ~氏がアイオブザタイガーのBGMで登場、
「おっす、はまこ~です! リスナーのみんな! 今日も実ボクやってるかい?」
「…アシスタントのたけだやすこです 」(ものすごい温度差!)
みたいなノリかと思ったのですが、ほんわかしたBGMの番組でした♪

まずは前編、後編は近日公開いたします!
関西圏の方はエアチェックもよろしくお願いします!

2010年6月3日木曜日

電脳戦機バーチャロン

次に紹介するのは、電脳戦機バーチャロンです。

主流から離れていく悪い癖がある私。

コーラよりもペプシ、カレーライスよりもハヤシライス、
マリオよりもソニック、プロレスやK-1よりもボクシング、
任天堂やプレステよりも歴代セガ家庭用ハード…

国内に通信インフラが整備される前に
電話回線で通信を実現していたセガ。

まさに勇み足、
通信ゲームを家庭に普及させる戦略は大コケしましたが、
夢を見せてくれたそのアタックにユーザーは拍手を送りました。

当時の通信対戦ゲームといえば、バーチャロン。

ゲームセンターで2本のレバーを自在に操る若者の姿が、
ガンダムでいうニュータイプ、そのものに見えましたね~

なんかガンガン音を立てて操作、負けると叩きつけて悔しがる…

すごい!と思いましたが、100円使うまでには至りませんでした。
(結果として、アーケードのバーチャロンは未プレイ)

こそこそサターン版を購入して、一人用モードで遊んでみましたが、
数回のプレイでクリアーできる内容に肩透かしを食らってしまいました。

(な~んでこんな内容のゲームで、熱くなれるんだ?)
と不思議に思ったくらいです。

が、なかなかバーチャロン人気は衰えを知りませんでした。

(ビーム・接近武器・ジャンプ・ダッシュ。
たったこれだけの組み合わせ…。なるほど!)

単純な内容でも"人と戦う"という仕組みがあるだけで
プレイヤーを熱くさせてしまう、という事実…

同じ(ような)条件、戦う場所があれば、それだけで人は熱くなる。
これはスパーリングで熱くなる仕組みとまったく同じなんだ~!

いまいちバーチャロイドというロボットやSFの設定に
ピンとこなかった(これなかった)私は、
(このゲームの舞台が、ボクシングだったら…)
と勝手に脳内妄想、更には登場も期待したものです。


戦っているのはロボットだし、ビームもガンガン打つけれど…
軸をずらしたり前後左右に動きつつ戦う仕組みは "ボクシング"!?

その後、ボクシングに特化した通信対戦ゲームは登場しませんでした。
(仕方ない。どんなに時間がかかったって自分で作りゃいいか…)

通信の仕組みも知らなかった実ボク製作の創世記から、
心のどこかでネット対戦実現を意識しつつ組んでいけた幸運。
(ストーリーモードのコンピューターボクサーの動作は、
内部的には2Pボクサーとして仮想キーボードで操作されている)

当時のread me.txtには、夢として記載されていたネット対戦。
あの時、バーチャロンのプレイヤーを後ろから眺めていなかったら…。

本当に夢のままだったかも♪

2010年5月20日木曜日

リディックボウボクシング

私がボクシングゲームを作り続けるうえでもっとも大きな影響を受けたのは、スーパーファミコンの「リディックボウボクシング」です。



リディックボウ、この実在する大男(196cm)の説明はしません。
(ボクサー、特に元王者が事件をおこすと悲しくなってしまう)

これは純粋なボクシングのゲームです(街角が舞台ではない!)。

特筆すべきは、人間が壊れていく、失っていく様の再現です。

打てば疲れるし、打たれればその部分に応じて傷つくし、更には歳をとって白髪となり、着実に打たれ弱くなっていく…

疲れると当たるはずのコンビが当たらなくなったり、避けられるはずのパンチが避けきれなくなったり…

刻一刻と変化していく様、このゲームが娯楽の追求というより、ボクシングというスポーツの再現を目指しているのがわかります。

が、痛恨の極み!
ボクシングの花「カウンター」の存在がすっぽり抜け落ちている。

アッパーの空振りにここぞの右をガツン一撃!
直後にケロリとした相手が平気で向かってくる違和感。

単なる殴り合いを知的芸術にまで引き上げるあの輝き、凝り性の制作者が知らなかったとは、私には到底思えない。

更には、ストレート。あるにはあるが、両腕ともジャブ。
まったく腰をひねらず手打ちするヘビー級にガッカリ。
(ま、そのメリットもあるにはあるけどさ…)


上半身だけで足運びを表示しないのは、絶対に正解だと思う!(アラがでない)
腰をひねらず腕だけが伸びるストレート。うぅ~、気持ち悪い! ビシッと打てよ!


右ストレートを軸に戦ってきた自分にとって、この物足りなさは残念無念、とにかく悔しい。

最も体重が、最も気持ちが拳に宿る右。

鉛筆だって、箸だって、ボール投げだって…
子供の頃から自在に動いてくれた右。

右、これをどう相手に当てるか。いや、ただ当てるだけじゃない。

強がっているけれど本当は疲れやすい自分、数は限られている。

深く、できる限り深く、狙った末の全体重、渾身の正面衝突。
相手にとって意外そのもの、予想すら出来ぬ死角からの衝撃。

夜も眠れないほど考える価値がある、その瞬間。
自分のボクシングの全てといったっていい、その瞬間!!!

それがすっぽり 「ない」

(なぜだ~! なぜなんだ~っ!!)

自分でボクシングゲームを作る!という原点。
今ここに書いたことで、はっきりと自覚できました。

現実・自分のボクシング、仮想・ゲームのボクシング。
どうだっていいことなのかも知れないそのギャップ。

耐え難い違和感。
自分の一番得意なことが否定されたような気持ち。

…満足したい、ただそれだけ。
(きっと満足した時に実写でボクシングを作り続けるこの日常も終わるんだ)

ルーツオブ実ボク。とっくに忘れていた原点。
記したことで再確認できてよかった…!

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-



Windows用フリーソフト「実写でボクシング」
ダウンロード
HSPプログラムコンテスト2004最優秀ゲーム賞、受賞作品。
100円ショップダイソーでも販売、無料でネット対戦可能!

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

メガドライブでボウに先駆けてホリフィールドボクシングが発売されています。
こちらはボウボクと比べると、パンチの当たり判定が曖昧で肝心の試合部分の出来が良くありません。
が、各種モードやゲージなどの仕組みはしっかりしており、名作ボウボクに続く道であることは確かです。

2010年5月15日土曜日

影響を受けたゲーム

実ボクに影響を与えた市販ゲームを紹介します。

まず外せないのが、ファミコンのアーバンチャンピオン。
理由もわからず相手といきなり街角でボコボコ殴り合う内容。
(ちょっと目があっただけなのに…)

ゲーム中に「ボクシング」という言葉はまったく出てきませんが、
パンチの強弱、上下の打ち分け、ガードとスウェーバック…
その内容は、ボクシングの要素を多分に含んでいました。
(ちなみにロッキー5の終盤は、ほぼアーバンチャンピオン状態。
教え子とトレーナー、素手の危険性は互いに知っているだろうに!)

ただし、後方のマンホールに落ちやすくなってしまうので、
バックステップによる距離調整や誘い込む要素はありませんでした。

体力メーターも見えない状態で存在しているらしいのですが、
当時のプレイでは感じられず、相手を空転させ疲れさせる要素もなし。

細かい点を指摘すればキリがないのですが、
そもそもこれはボクシングゲームではありません。
(すっかり忘れていた!)

にも関わらず、随所から感じられる拳闘エッセンス。

制作者が発売年の二郎vsパヤオを参考にしたかは知りませんが、
とにかく相当なボクシングファンであると勝手に予想してしまいます。

しっかりしたコア、シンプルな内容はまさに殴り合い入門編に相応しく、
1984年(カープ優勝、スクールウォーズ、エリマキトカゲ…)の時点で
ここまで実装してくれた制作陣の作り込みに心から感謝します。

2010年5月2日日曜日

長谷川と西岡、Wタイトルマッチ

全国のボクシングファンが3Rの長谷川マジックパンチに痺れ、
続く4Rも慎重に終えようとしていた、その時…

結構な近距離でも重心真ん中を維持するのはメキシカン特有、
いつでもハードブロウを打てるスタイルから…

まともだった。
更に重心を維持したまま、また打ったWBO王者。

あれで倒れない長谷川の精神力に驚かされるが、
すぐさま追いかけて仕留めるモンティエルの集中力ときたら…

凄い試合だった。凄い10秒だった。凄い二人だった。

負けたが、なんだろう…。
決して株を落としていない、そんな負け方だと。

ただ、ただ、敢えて言うと…

最後、侵入したのは長谷川。リードしていたラウンドの最後の10秒。
確かに不用意だった…(結果が全て、か…)

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

西岡の試合、こちらも熱い試合でした。


初回、西岡のジャブポンポンから半歩踏み込みストレート。
ハードヒットッ!!(見切るの早すぎ♪)

あんたねぇ…、凄いストレート打つねぇしかし。
下がって挑戦者もエスケープしているのにあんなに深く。

ボクシングって私も含めて、大方キャリアを積むと、
小さくなっていくモノだと思っていたけれど…

西岡の努力と目指し続けるボクシングに震える。


2R、右を食った西岡。この挑戦者が無敗だと思い出す。

左のワイルドスイング、右のショート、二人いるみたいだ。
顎の引き方も打点の高い西岡のストレートをスリップさせそう。

確かにイヤなスタイルだ、長引かせたくない。


3R、おっ…、二人の頭の高さが同じになった。
西岡がスタンス広げてストレートの打ち出し位置を下げている。

なるほど、あの引いた顔面にストレートをマトモに当てるためか…
あの葛西裕一がセコンド、一緒に戦っているのがなんとも心強い。
(ifの練習をしている時点で陣営が持つ意識の高さを感じる)

ボディにストレート! 相手がそれをほぼシカトすると、
すぐさま同じ場所に同じ攻撃、またシカトされるとまた同じ攻撃!
(同じ事3度やっても反撃こないはず!という西岡の確信が凄い)

どれもハードヒット、バンゴヤンの混乱が顕著に…。


5R、混乱したバンゴヤンの顔面ど真ん中だった。
高さぴったり、ストレートがスリップせずにズドン!

美しかった。世界戦でここまで美しいクリーンヒットを拝める幸せ。

この挑戦者も運が悪い、この日の西岡は強すぎた。
ランキングは10位だけど、決して弱いボクサーじゃない。

序盤、ボディを食らわせると西岡の口が開いた。
もしかしたら、西岡のスパートも必死のスパートだったのかも…


素晴らしい世界戦でした。

2010年4月19日月曜日

実ボクのCM動画

2010年4月16日金曜日

王者はまこ~ vs 挑戦者マウス

王者はまこ~ vs 挑戦者マウスを観戦!

初回からタイトルマッチの緊張感がひしひし、両者ともに固い動きながら隙を狙いあう。

はまこ~氏堅固なガードから強打、マウス氏が下がりつつジャブ・防御。
ふたりとも決定打を許さない、会場全体が息を飲む展開。

マウス氏のダッキングにはまこ~氏のアッパーがなんども紙一重。
が、空振りにより疲労蓄積、はまこ~氏やや失速。

マウス氏のジャブが出頭に当たるようになり、更に追撃のフック削り、はまこ~氏の顔面が紅潮。

ペースが経験豊富なマウス氏へ…と思った矢先、狙い続けていたはまこ~氏アッパーがついにヒット!!

マウス氏、普段はピンチになると振り回すタイプですが、久々のタイトルマッチ、自重して防御、乗り切る構え。

7R、はまこ~氏のストレート一閃、ついにベテラン倒れる。

ダメージは深く、ここまでかと思われたが、立ったマウス氏は落ち着いた弱火アタックで無茶のない応戦。
ノックアウトの危機を回避しつつ、チャンスを伺い続ける。

が、前進する王者、はまこ~氏のガードがとにかく固い。(亀田大毅・佐藤仁徳・トラッシュ・古城…)

例えジャブを深く食ったとしても、二の矢、追撃は許さない。
そして、なによりプレッシャーが強く、マウス氏に楽をさせない。

迎えた11R、我慢し続けたマウス氏が強打の封印を解く。

コーナーに追い詰めた王者がファイナルショットを狙う。
そこにマウス氏がフ~ック!鏡写しのように二人が動く。

「あっ」両者ともに危険なタイミングだっ!

両者ともにギリギリ届かず、青い顔のまま時が止まる。

当たっていれば、相当深く入ったであろう、そんなタイミングだった…。

冷や汗タイミングから回復したのは余力のあった王者。
直後に再びファイナルショットを放ち初防衛を決めた。

最後の最後で魅せたマウス氏の罠、きっと観客たちは帰りの電車で話題にするでしょう。

タイトルマッチのスリルをありがとう~♪

2010年4月14日水曜日

福島学

福島学が初回KO負けしてから、どうなったのかふっと気になる。

ボクシングが好きで好きで上京してきた若者が
(確か福島から自転車で綾瀬まで来たんだったっけか)
やっとの思いでたどり着いた夢の世界戦。

どんなドラマでも描けない、なんとも皮肉な結果が待っていた。
こんな福島は見たことがなかった。

初回にハードブローを食った後、意識が飛んでしまい、
危険な距離なのに髪型をいじったり、人の良さそうな愛想笑いを浮かべたり、
とにかくとにかく、戦う姿勢が悲しいほどにぶっ飛んでしまった…

努力の末にたどり着いた舞台で演じてしまった不可解なボクシング。

全国ネット、初めて彼を見たファンも多かっただろう。

「なんだありゃ…」
「かっこつけてやがる」

顔立ちも端整で、日に焼けた二枚目だっただけに(完全に裏目…)、
そう思われてしまうのも(悲しいことに)理解できてしまう試合内容だった。
(事実、一緒に観戦していた妻は酷評だった)

が、国内ライバルとしっかり戦って、
ハードなマッチメイクを乗り切ってきた男だった。

近年稀に見る、まともな世界挑戦決定だった。

出来立てジムのリーダー的存在、
会長の愛弟子として練習熱心なだけでなく、
そのスタイルも奇抜・意外、アイデアの宝庫だった。

ジャブっぽいフォームのままアッパーをリードブローに使ったり、
パーリングで相手を壊してイライラさせてエサを撒く様子など、
当時の国内リングでは工夫が感じられるボクサーだった。

(真ん中重心がしっかりしていたからこそデキた芸当。
近年は軸もずれてしまって、動きがバラバラ気味だったが…)

世界戦に負けた後、周囲にも様々な不幸な状況があったと聞く。
ジムも移籍し、ハードなマッチメイクで再浮上を目指しているという噂。

そこそこヒット曲を出したミュージシャンが、
やがて大手の会社からインディーズレーベルへ…

そんな悲哀を感じながら、ボクマガの試合結果ページに
時折名前を見つけてはチェックしていたのだが…

最近、名前を見ていないなぁ…

ボクシング、そして人生で、
彼のようにボクシングに一途だった男が
元気にやっていてくれたら…と願ってしまいます。

2010年4月7日水曜日

実写でボクシングとは?

ネット対戦が可能な2Dタイプのボクシングゲーム。

作者は過去に私設のボクシングジムを二年間運営した経験がある。しかし、失意の末に閉鎖となり、せめてパソコン上でボクシングを再現しようと情熱を込めて製作された。
HSP2004プログラムコンテストに出品された実ボクは、見事に最優秀ゲーム賞を獲得。翌年、100円ショップダイソーにて販売され、多くのユーザーを得る。

引き続き開発された実ボクはネット対戦やネットランキングを実装、世界中のユーザーを仮想リング上で戦わせるまでに発展を遂げる。

ダウンロードはこちら
http://www7a.biglobe.ne.jp/~BOXCITY/index.htm