2010年11月30日火曜日

殴るという行為

どの程度酷いことをされたら殴っていいのだろうか?
ボクシングに関わる者として常に考える。

ドラマでは殴る。
ごくせんもルーキーズも、最近の人気ドラマはとにかく殴る。

彼らはなぜ傷害罪で訴えられないのだろうか?
酷いことをされた報復行為だから許されているのだろうか。

少年によるリンチ殺人は定期的に起きている。
家族を殺されている親や兄弟がいるのだ。

無垢な時期にああいったドラマを見せられたんじゃ、
少なからず影響はあると思う。


以前、過去に誰かを殴った人になぜ殴ったのかと聞いたら、
相手が悪いんですよと言われた。

反省した様子はまったくなかった。


小一の私の子供が小四の知らない子供に首を絞められた。

自分の子供に魔の手が迫ったかと思うと、一気に体温が上がった。

翌日に相手の親から謝罪があったが、
暴力というのはやはり日常にあってはならないと思う。


リングの上。
鍛え上げられた者が向かい合うリング。

パンチにも防御にもコツがある。
慣れればそうそうマトモに当たるもんじゃない。

その特別な空間から眺める、
日常生活の中で弱い者を殴る、自分が強いのか弱いのかも知らない人達。

相手が構えてもいないのに殴って自分が強いと思っている人達。

…ま、彼らも被害者なのかもしれないが…。

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