2015年2月26日木曜日

実写でボクシング ギガ導入成功宣言

2/16のギガ導入以降、実写でボクシングのネット対戦数が300を越える日が続いています。
(泡さんを中心に新人さんの活躍に感謝!)

この対戦数はギガ導入以前と比べると2~3倍の増加です。
ひとまず「ギガ導入は成功だ!」と言えるでしょう。


ギガ化に伴う内部的な整備も一段落し、先日実ボクサーとして復帰。

スパーを終えると複数のユーザーから感謝の言葉(更には寄付のお話まで!)を頂き、(ギガ導入してよかった。なにより実ボク作ってよかったなぁ…)と嬉しさで一杯になりました。


私設ボクシングジムを運営するも閉鎖、その時の悔しさが生み出した「実写でボクシング」。

(俺のボクシングを伝えたい)という気持ちがありながら活動できないジレンマの真っ只中、だいぶ気持ちがすさんでいる時期に実ボクの開発は始まりました。

頭の中にあった世界は、ロープに囲まれた6m×6mの正方形、背景なし(灰色ベタ)。
(実際には正方形ではなく、前後にしか移動できないから一本線の上)

天井付近にある闇のグラデーション、これにより弱い照明でリングが照らされているように解釈できる。

まるで刑務所のリングですが、当時の私にはこんな殺伐としたイメージしかできなかったのでしょう。


青コーナー側には、黒のヘッドギアで黒のウェアを着た私。
彼にできる事はボクシングの拳闘部分のみ、勝ってもガッツポーズすらしない。
(先日撮影した動画からの切り出しなので、将来的にポーズの追加はできない仕様)

どこまでも続く灰色の世界を見つめている画面の中の私。
素晴らしい事なんてなにも生まれなさそうな世界。


が、対面の赤コーナーに鏡映しの私をコピペした瞬間になにかが変わった。

さっきまで死んだような目だった画面の中の私が自分とはいえ何者かと向かい合った途端、互いを意識して見つめあっているような気がしたのだ。

二人がワクワクしているような気がしてくる。
かと思えば、二人が緊張しているような気がしてくる。

ゴングをいまかいまかと待っているような気がしてくる!

(これだったんだ…)

今、書いていて、実ボクサーに血が通った瞬間を鮮やかに思い出せました。
向かい合っている二人のこの先が観たくて俺、ずっとプログラミングを続けてきたんだな、と。


あの二人が開発環境のパソコン内で向かい合ってから10年。
彼らはギガ回線を通じて、皆さんに憑依され、日々戦い続けています。
  • 相手がダックしたら超反応アッパーを決めるぞ!
  • ここまで厳しい展開だが相手のフックにダックアッパー決めるぞ!
  • ボディはいくらでも打つがいい、どこかで逆転してやる!
私の想定を超えるテクニックや勝ちたいという意思が火花を散らすリング。
「ありがとうございました!」の声が飛び交うスパー天国のチャットロビー。
病気になったり、挫折したり、転職したり、怪我をしたり、事業を立ち上げたり、失恋したり、受験の悲喜こもごもが書き込まれる掲示板、実写カフェ

様々な出会い、別れ、アドバイス、要望、支援が積み重なり、…10年。


前後にしか移動できない灰色の空間、殴りあう事しかできない世界が、今のような素晴らしい場になるなんて当時の私はまったく想像していなかった。

集ってくれた皆さんに感謝です。


そんな皆さんに(なにかできないだろうか…)といつも思っていました。
実費のかかるギガ導入を決められた根底には、私のほうこそ感謝の気持ちがあったんです。

ありがとうございました!


最後に自信を持って「ギガ導入成功宣言」を記させていただきます。
やったぞーーっ!!

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
関連記事
実写でボクシングギガ!(導入に至るまで)

0 件のコメント:

コメントを投稿