山中 vs. 岩佐を録画観戦。
王者山中の3枚腰に驚かされました。
トレーナーの大和心はどっちかというと高レベルながらも
やや単調なボクサーでしたが、山中は3段ロケットでした。
序盤、足を止めてジャブとストレートで制空権争い。
ちなみにこれは岩佐のほうがやや優勢でした。
山中のジャブに岩佐の被せフック・ストレート、
平行したストレートもやや岩佐が打ち勝っていました。
山中は中盤、足を使って乗り気の岩佐を空転させてストレート刺し。
これは有効でしたが、脚力スタミナを使うのでずっとはできません。
2Rに渡って上記作戦、ここで王者は最初のスタイルに戻す。
なぜ?と私は思ったし、実際に岩佐は息を吹き返した。
が、ここ数年の帝拳スタッフは私の想像を遥かに超えている。
結果的にこれもエサだったと言えるのだから。
終盤に入ると足を止めて先制コンビネーション型に変化。
これがそこらの連打じゃない。上下、強弱、自由自在。
まさにトレーナーとの永遠ミット打ち反復の成果。
疲れもあった岩佐は完全に目が付いていかず、
コンビネーションの最後をドンピシャで何度も食う。
が、セレスの教え子だけあってとにかくガッツがスゴイ。
時に生きたパンチ、タイミングも同着でやたらと危険だ。
がっ!
絶対に攻め気のボクサーなら食らってしまうパンチなのに…
私の知らなかった山中のポテンシャルが発揮される。
首捻りや直撃のインパクトを殺していく術、
ヘッドギアでのスパーじゃこりゃ習得できない。
世界3位の肩書きは本物だった。
最後は追いながらのラッシュ、これも入れれば
3ではなく4パターンの山中を見れたと言える。
更に戦っている山中がとても「かっこよかった」。
男らしかったのだ。
チャンピオンカーニバル、名に恥じない好試合でした!
2011年3月7日月曜日
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