2014年9月6日土曜日

井上尚弥がロマゴンと戦う場合、私が思うこと

これまでの試合、序盤の井上は相手のパンチを丁寧にキャッチできている。
腕で顔面とボディを大雑把に隠すのではなく、まさに狙われている箇所をピンポイントでキャッチしている。

この眼力はS級の反応と言え、明らかに神技レベルだ。(古い選手で言えば関博之も同様の技術があった)


ロマゴンのパンチは受け止められない、などと伝説化せずに、井上は自分のレベルを信じて井上の戦い方を遂行すべきだ。
とにかくバカ丁寧に中間距離の攻防をこなしていけば大きな破綻は起きないだろう。

破綻が起きるとしたら井上が疲れてしまって眼力が失われた時だ。(前出の関はジャッカルに対して余りにパンチが当たるので、打ちすぎてしまい自分から疲れてしまった)

さて終盤まで疲れないためにはどうすべきか。


意外と思われるかもしれないが、ロマゴンと戦う際にリング中央での攻防を放棄してはならない。

仮に一発当てても追撃しようなどと思わず再び仕切り直し、睨みあいからやり直す。
要所で打ち合うのではなく、有効打を当てるゲームの連続に集中する。

ロマゴンのプレッシャーに下がってしまったら思う壺だ。
彼がコーナーに相手を詰めた時の当て勘は素晴らしい。何パターンもの相手反応を織り込み済、まさに「慣れている」。

とにかくリング中央での睨みあいフェンシングに引き込むのだ。

足から疲れる傾向がある井上、自分の持つ眼力を長時間維持すべく、ボディワークを駆使したパンチの交換に集中!
足を使うのは食らった時の仕切り直しのみ、持っている技術をあえて切り捨てる勇気と自分の眼力レベルを信じる心が必要だ。


幸いにしてロマゴンのパンチは恐らく全種類、八重樫が引き出してくれた。
中間距離に限定すれば使ってくるパンチは4種類、その軌道をしっかりコツコツ対策する時間と才能が井上にはある。

ちなみに八重樫が演じたあの伝説的死闘は井上にはできない。(というか、八重樫以外誰もできない!)

眼力が発揮できなくなった終盤、数ラウンドを逃げ回ったっていい。足はその時存分に使おう。
なんと言われようが「ロマゴンに勝利する」という結果を掴もうじゃないか。

今では怪物的な強さを誇る山中、彼でさえダルチニャンとの最終12Rは流した。誰も文句は言わないよ。

私は井上尚弥はロマゴンに勝つ可能性を存分に持っている。そう信じる。

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激闘を終えた八重樫、翌日会見でのコメント

「尚弥ならロマゴンに勝てるんじゃないかと思う。基本的なスピードの感覚が違うし、尚弥はディフェンスもいい。
もしかすると尚弥の空間で勝負できるかもしれない。
いちファンとして見てみたいですね」

八重樫は試合直後のリング上で「尚弥のほうがパンチありますよ」と大橋会長に伝えたという。
あのボロボロの状況で後輩へのバトンタッチが頭に浮かぶ八重樫、なんという男だ。(涙)



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