2012年4月26日木曜日

ルーツ オブ 「実ボク」!

サターンベーシックというセガサターンの開発環境で制作された「ボクシング」(仮題)という自作ゲームがありました。

これが私の自作ボクシングゲーム処女作なのですが、当時はインターネットが今ほど普及していなかったので、私には公開する知識も手段もなく、今でも未公開作品。
(自宅サターン内のみ、ひっそりとしたデビュー♪)

数年前にサターンメモリーカートリッジを確認したところ、きれいサッパリ消えていましたので金輪際二度と遊べません。

まさに「幻の作品」となってしまったのですが、家庭用ビデオカメラで画面撮影したものをどっかで観たような…

不確かな記憶ですが、忘れた頃にひょこっと出てくるかも知れません。
パソコンに落とせる状態でしたら、公開したいと考えています。
(もしかしたら、願望がもたらした幻かも?)

プレイモードは、対人のスパー対戦のみで、相手に勝つごとに世界王者に近づいていきます。
(確か相手と5勝差つくと世界王者だったかな?)

自在に出し入れできるジャブ、体重移動と密接なダメージ計算、一定時間密着によるクリンチ成立、顔面とボディのダメージ分離。

思えば、実ボクの基幹となるシステム。
大部分がこの時点ですでに実現されていた!
(今、書いていて私もビックリ♪)

とまあ、中身はそこそこ充実していたのですが、とにかく見た目(グラフィック)はしょぼかった。

実写画像を採用するというアイデアは、のちのアイデアなので、サターン線画機能を利用したスプライトによる処理を採用。
(2D線画に関しては、かなり無茶してもまったく平気、すでに劣勢は隠せないサターンでしたが、感心したっけ)

頭・ボディ・両拳の各パーツは、それぞれが分離、ぱっと見ると空中に頭や拳が浮遊しているバラバラ人間状態。
(強打を食ってダウンすると、パーツがバラバラに散らばる!)

制作終盤は、ビッグパンチを当てると背景の観客が増えていくなど、妙な部分に凝っていく感じも現在の実ボク制作に似ているような…

半年以上、熱心に制作を続けたのですが、結果として、公開することなく消えてしまった「ボクシング」(課題)。

もしかしたら、制作した私の記憶からも消えてしまう、そんなちっぽけな作品かも知れません。

中途半端な内容、一般に公開できない環境…。
そんな無念がずっと私の心に残っていて、僅かに燻り続けてきた。

実ボク最初の土台は、グラボクよりもずっと前に製作されたこのゲームです。
この場を借りて、その存在を残すべく文章にしました。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

後日、動画が発見されました!

0 件のコメント:

コメントを投稿