2012年12月26日水曜日

海外ボクシング2012年間表彰(UME氏書き込みより転載)

海外担当UMEの毎年恒例、年間表彰&私的PFPランキングをこの辺で。

まずはPFP。

  • 1位 フロイド・メイウェザー  次戦の予定が見えてこなければ除外?
  • 2位 ノニト・ドネア  今年は4試合。リゴンドーとの頂上対決はあるか?
  • 3位 アンドレ・ウォード  私の予想通りカルザゲの後継者の地位確立。やっぱ予想通りドーソンしばいた。
  • 4位 ウラジミール・クリチコ  毎度安定した防衛劇、コンスタントな試合数。再評価すべき
  • 5位 ファン・マヌエル・マルケス  戦い続けること計42R、ついにパッキャオの踏み込みワンツーに右をぶち当てる。
  • 6位 セルヒオ・マルチネス  チャベスJr.との死闘になんとか生き残るも、去年の勢いはやや失せたか?
  • 7位 ギレルモ・リゴンドー  Sバンタム級裏番長。ドネアとの決着が待たれる。
  • 8位 ユリオルキス・ガンボア  1年半のブランク明けの試合では苦戦も、スペックに衰えはないとみる。ロイの再来。
  • 9位 ローマン・ゴンサレス  ライバル不足で勝手に相対的ランキングが下がっていく不遇の強者。
  • 10位 カール・フロッチ  フィジカルに優れた変則ストレートパンチャー。私的評価は高い。

なお以下には偽メイウェザーことブローナー、モズリーしばいた"カネロ"アルバレス、パッキャオの疑惑の勝利のブラッドリーあたりが候補として挙がると思われます。
パッキャオは評価不能として除外。
日本人だと内山、山中が私的高評価です。


年間表彰をば。

  • 年間ベストマッチ セルヒオ・マルチネスVSフリオ・セサール・チャベスJr.
  • 次点 パッキャオVSマルケスⅣ
  • 次々点 井岡VS八重樫

今年はなかなかに名試合の当たり年。選出にはなかなか迷ったものの、マルチネスVSチャベスJr.をチョイス。
ここまでまだ「試されていない」感の強かったチャベスJr.ですが、ホンモノ中のホンモノ、マルチネスを相手に男になったといえる試合でした。
試合展開は大方の予想通りマルチネスが踊りながら支配する展開も、フィジカルお化けチャベスの圧力を受けてか決定的なダメージを与えるにいたらず、徐々に試合が傾く気配が。
11Rのピンチはスタミナ切れ寸前のマルチネス決死の反撃で追い返す。
これだけでもお腹いっぱいなところで12Rについにチャベスの攻撃力が爆発しマルチネスダウン、あと一歩のところまで追い詰めるも命からがらマルチネス逃げ切り。
「親の七光り」と見られがちなチャベスJr.が、強敵相手に男を見せた。そこに多くの観客はかつてのチャベスの姿を重ねて拍手を送ったのではないでしょうか。

  • ベストラウンド パッキャオVSマルケス 第6R
  • ベストパンチ パッキャオVSマルケス 6Rマルケスの右カウンター

ここはやっぱりこの試合かなと。
ダウンお互い1回ずつ、しかしパッキャオが徐々に試合を支配しかけていたところでついに、恐らく周辺階級すべてのボクサー長年の課題であったであろう、パッキャオの踏み込みワンツーに対する割り込みフルスイングカウンターを成功させました。
ひとつの伝説が終わった、衝撃の一撃だったといってよいでしょう。

  • Fighter of the year ノニト・ドネア

ここは文句なし。今年は4試合と精力的に試合をこなし、バスケスJr.、マセブラにはやや(自身の不調から)苦戦したものの我らが西岡、メキシコのやんちゃアルセを一蹴し波に乗ったところで年を越す。
来年はリゴンドーとの頂上対決がいよいよ待たれるところ。





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