Q
ボクシングのパンチっていたいんですか? (小6・おんな)
A
見ているほうはいたそうに見えるでしょ。
でもね、やっているほうは、いたくないの。いたいのを通りこしてしびれているんだよ。
何がなんだかわからないぐらいしびれちゃうんだ。
たとえば、ヒジや足をどこかにぶつけたことあるでしょ。そのしゅんかんって、いたいというより「ジーン」としびれるようなかんじがするでしょ。あのようなかんじなんです。
それに「立ちくらみ」ってしたことがあるかな。立ち上がったしゅんかんにクラッとすることね。その「しびれ」と「立ちくらみ」をミックスしたようなかんかくなんだよね。本当に、「いたい」ということをこえているわけ。
でもね、それはしあいの間だけで、しあいが終わると、あっちこっち体が動かないぐらいいたいんだ。
たぶんしあい中はそれだけ集中しているから、いたみをかんじていないんだろうね。
でもしあいが終われば、本当にあちこちいたくて、おしっこするときなんて、おしっこに血がまざることがあるんだ。これはしあい中にパンチされて内ぞうがはれつしていたりするからなんだよ。
そんなに打たれていてもしあい中はいたくないんだからふしぎだよね。プロってすごいよね。
元プロボクサー・ガッツ石松 先生
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子供の質問に大人の立場から答える大人はとても多い。
きっとガッツは子供が話し掛けてきたら、抱っこするか座って目線の高さを子供に合わすタイプの人だと思う。
かつて井岡の防衛戦の解説で「井岡! 手を出さないと勝てないんだよ! ボクシングなんだから!」と我を忘れてリング上の井岡に向かって実況席から叫んだことがある。
私はガッツ石松が大好きだ。
2013年5月25日土曜日
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