2014年12月24日水曜日

海外ボクシング2014年間表彰(UME氏書き込みより転載)


  • ベストマッチ カール・フロッチVSジョージ・グローブスⅡ(次点 ドネアVSウォータース)
  • ベストパンチ 同上 8Rの右ストレート
  • ベストR ドネアVSウォータース 3R
  • 年間MVP セルゲイ・コバレフ(次点 ニコラス・ウォータース)

ベストマッチはフロッチVSグローブスⅡ。
第1戦は初回にダウンを奪い圧倒的優勢なグローブスをフロッチが逆転TKO、しかし妙に早いストップが水を差したという試合でしたが
やはり両者力は拮抗しているのか、第2戦も熱戦となりました。
グローブスの技術は本物で、第1戦と同じくグローブスがはっきり優勢のまま試合が進んでいたところで、衝撃の逆転KO。
現代のOne Punch Wonderを体現するフロッチ、私は大好きなボクサーです。
ベストパンチもこのKOパンチをチョイス。

ベストRはドネアVSウォータース第3R。
初回のスリップ以降もどうにも立ち上がりの悪いドネア、明らかに劣勢となる中で
第2R終わりの打ち合いでクリーンヒットをブチ当て一気に形勢逆転。
ここからはドネアの時間、となるはずだった第3R、ウォータースの右アッパー一発で再び流れがひっくり返ります。
結果的にはこのアッパーで試合が終わっていたのだと思います。アッパーを警戒し体が起き気味のドネア、その後はもみ合いの中でのウォータースの右ショートがコツコツ刺さりダメージが蓄積していく展開に。
ナチュラルなフィジカルと確かな技術、そして戦略を兼ね備えた、ウォータースが本物の選手であることを証明した試合となりました。

年間MVPはライトヘビー級最強を証明したセルゲイ・コバレフ。
3つ防衛を積み重ね、なおかつその3つ目はあのホプキンスに快勝。
倒すことはもとより判定で明確に差を付けてボクシングで圧倒することなど誰もできなかったこのもうすぐ50歳の怪物を、ついにボクシングで圧倒する選手が現れました。
生ける伝説ホプキンスの惨敗は、新たな時代の節目という歴史的瞬間だったのかもしれません。
なお次点はダルチニアンに快勝、ドネアも倒したウォータース。次々点はロマゴンかゴロフキンですかね。


現在のPFPランキングも。

  • 1位 ゲンナディ・ゴロフキン そろそろここ動かしましょう
  • 2位 フロイド・メイウェザー 思い切って動かしました
  • 3位 ウラジミール・クリチコ この選手の実績は再評価されるべき
  • 4位 ギジェルモ・リゴンドー 不人気路線まっしぐら
  • 5位 アンドレ・ウォード   試合してないので下げ気味に
  • 6位 ローマン・ゴンサレス  個人的にはここ20年最高の選手の一人
  • 7位 ニコラス・ウォータース 評価爆上げ中
  • 8位 テレンス・クロフォード ガンボアに勝ったのはでかい
  • 9位 ダニー・ガルシア    個人的にはまだ評価は保留中
  • 10位 マニー・パッキャオ   メイウェザー戦そろそろさあ
  • 次点 カール・フロッチ    全勝キラーなお健在

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