ボクシングマガジンを読むために図書館へ行ってきました。
雑誌本棚の前に立つがボクマガ最新刊が見当たらない…。
貸し出しは刊行されてから一ヶ月間は禁止なので、これは誰かが館内で読んでいるということだ。
(どんな人がボクマガを読んでいるのだろう…)
団地のように並んだ本棚の列をジグザグに歩く。
(いた!)
年齢は50代、灰色を基調とした服装のスマートな男性だ。(俳優でいったら草刈正雄、そーとーいい男!)
もしかしたら昔ボクシングをやっていたのかな、と思えるような風貌。
ふと声をかけたくなってしまう。
地域的にも同じなのでもしかしたら共通の知人がいるかもしれない。
しかしボクマガを読んでいる時の自分は集中しているので、家族の呼びかけに反応しないこともあるという。
彼も今、集中しているのでは…と思うと声をかけることができない。
結局そのまま別の雑誌を読んで帰ってしまった…。
話が盛り上がってボクシングを通じた年齢を超えた友人になれたり、実写でボクシングのユーザーになってくれたりしたら…
とも思ったけれど図書館ではあまりペチャクチャできない。
現実的にはなかなか友人を作るという場所ではなさそうだ。
実ボク開発者としての名刺でもあれば声をかけたかもなぁ…。
そうなのか、自分の肩書きは「実ボク開発者」なんだなぁと実感。
ボクシングに興味のある方に実ボクを勧めたいけれど、さすがに50代だとゲームをプレイする、という経験がないだろうなぁ…。
どっちにしろダメだろうな…。
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追記
数か月後、再び図書館で草刈正雄さんを発見、やはりボクシングマガジンを読んでいる。
話しかける気はなかったが、とりあえず側にでも座ってみようかな…と接近。
実写でボクシングの開発に役立つパソコン雑誌の老舗I/Oを読みながら、男性の横に置いてある本をチェック。すると「肺がんは怖くない」的な題名が目に入った。
(肺がん…)
私の父が3年間に渡って戦った強敵の名前がそこにあった。治療について調べ続けたが、最後は3日間ほどの昏睡の末に父は負けた。
ボクシング、肺がん。話題としては尽きることなく沸き出てくるだろうが、盗み見してしまった申し訳なさもあり、やはり声をかけることはできなかった。
そもそもボクシングの話題はファン同士でもピタリと合うものじゃない。自分は技術的な話題が好きだが、芸能人的な視点でボクサーを語る人もいる。(例えばボクサーの人格否定はボクシングの話題ではない)
肺がんにしても、捉え方やどう戦うかは人それぞれだ。それに同じ病気で死んだとなればショックを受けるかもしれない。
私はお目当ての本を借りて図書館を後にした。
草刈正雄さんはまだボクシングマガジンを読んでいた。じっくりと読むタイプなんだな、俺と同じだなぁ、また会えたらなんとなく嬉しいな、と思った事を思い出して、このブログに追記した次第です。
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